2006年/日本/カラー/64分/ 配給:SPOTTED PRODUCTIONS

2006年12月9日、ポレポレ東中野にてレイトショー公開 

公開初日 2006/12/09

配給会社名 0783

解説


どうにもならない現実のやるせなさと、そこにふっと介在する一瞬のファンタジーを描いて熱狂的な支持を受けてきたいまおか監督だが、若い脚本家とのコラボレーションによって、これまでの私小説的な世界から一歩外へと踏み出すような広がりを獲得した。
 ハルオ役には『たまもの』(04)をはじめ、いまおか組の常連と言える吉岡睦雄、その同僚で恋人のリカを、今やピンク映画界を代表する女優となった藍山みなみが演じる。たかしの職場の先輩に『かえるのうた』(05)での好演が記憶に新しい平沢里菜子、そして“おじさん”たかしには渡辺護、高橋伴明、 瀬々敬久らの作品をはじめ100本以上のピンク映画やVシネで活躍する下元史朗が扮し、
飄々としたとぼけた味わいを醸し出しながらも得体の知れない不安を滲ませる。そのほか伊藤猛や佐々木ユメカなどピンク映画を象徴する顔ぶれがあっと驚く役柄で登場。どこか懐かしい港町を背景に繰り広げられる物語は酸いも甘いも噛み分けた大人のためのお伽噺話。日常の先にふと迷い込む幻想の世界は天国か、それとも地獄か——

ストーリー



久米水産で働くハルオ(吉岡睦雄)はダイオウイカを釣ることを夢見ている。彼には同僚のリカ(藍山みなみ)という恋人がいる。リカはやはり同僚の岩田(松原正隆)とも付き合っており、トラブルが耐えない。そんなハルオの元にやって来たおじさん・高山たかし(下元史朗)はオロナミンCを飲んで寝ないようにしている。寝たら怖い夢を見るからだ。そんなおじさんだったが、ある日ひょんなことから地獄に落ちてしまう…。

スタッフ

監督:いまおかしんじ
脚本:守屋文雄
撮影:鈴木一博
音楽:ビト
配給協力:インターフィルム+Vパラダイス
宣伝協力:バイオタイド+アルゴ・ピクチャーズ

キャスト

下元士朗
吉岡睦雄
藍山みなみ
平沢里菜子
松原正隆
佐々木ユメカ
伊藤猛

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