シットダウン・テクニックの実用講座が入った とってもしみいる電車の中のラブ・ストーリー!

2006年/日本/カラー/ステレオ/92分 配給:sazanami

2007年05月23日よりDVDリリース 2006年10月7日(土)より渋谷シネ・ラ・セットにて2週間限定レイトショー 

(C)2006 シモ・エンタープライズ/さざ波

公開初日 2006/10/07

配給会社名 0657

解説


シットダウン・テクニックの実用講座が入った、とってもしみいる電車の中のラブ・ストーリー!

老若男女問わず話題沸騰中の「通勤電車で座る技術!」(万 大(ヨロズハジメ)著/かんき出版)ハウツー本を、満を持して映画化。
印刷会社に通勤する著者が、通勤電車に乗っている時間をいかに楽しく過ごせるかを試行錯誤するうち、より確実に、より快適に、“座る技術”を磨くことを思いつき、その様子をブログやメルマガで配信したところ、話題が話題を呼び、大反響のうちに実用書として書籍化したものである。
同じくインターネットから誕生した『電車男』の小説&映画の大ヒットが記憶に新しいが、最も身近な移動手段であり、皆一度は必ず利用したことがある“電車”の中で起きるストーリー設定は、誰しもが身近に感じることができる。

本作は実用性溢れる技術を講座のように紹介するほか、電車の中で出会う2組の男女の恋の模様と、座席をめぐって繰り広げられる壮絶なバトルを、ブラック・ユーモア満載にして時にはリアルに切なく描き出している。

主演には、アメリカに活躍の場を移していたが日本映画界に華やかに返り咲いた、元アイドル・田村英里子。恋よりも仕事を選んでしまう現代の働く女性像を、明るくチャーミングに体現している。定年間近のサラリーマンをコミカルかつシリアスに快演するは、北野武など巨匠達に絶大な信頼を寄せられる、実力派俳優の六平直政。30歳年の離れた相手に恋をし、シンデレラのように美しい変化を遂げるのは、ドラマ「ウォーターボーイズ2」で注目され下半期期待の新星・朝倉えりか。見た目はゴツイが悩んでばかりのサラリーマンを、「恋人はスナイパー」の松田優が演じ、哀愁と笑いを誘う。その他、芸能界復帰後、更に活躍の場を広げている吉井怜、また幅広い層のファン、同姓からも人気が高い伊藤裕子など、旬の俳優たちがズラリと出演している。
また音楽では親しみやすい外見で子供からお年寄りまで人気があるフォーク・デュオ“Paix2(ペペ)”が、劇中にも出演し、主題歌「白い色は恋人の色」を朗らかに歌い上げている。

ストーリー

一流企業のOL・貴子は、恋よりも仕事を優先するうちに30歳を過ぎてしまった秘書課の“お局様”。最近では恋人・綾小路ともうまくいかず、疲れも溜まって通勤の時間が苦痛になりはじめる。そんなある日、貴子はひょんなことから同じ会社の大輔と出会い、大輔が電車に乗ると便意を催す過敏性腸症候群の為朝早くから通勤していることを知る。時に匂うほのかなウンチの匂いに気付き可哀想に思った貴子は、大輔に協力し電車の中で座る方法を必死に模索するうち、かすかな恋心を抱きはじめる。一方、同じ会社の生活産業課に勤める53歳の太は、三十年近く府中の先の安い賃貸マンションに住み、通勤地獄に耐え、定年も間近になったところで、熟年離婚の危機に陥っている。そんな中やはり同じ会社に勤める涼子と出会う。元女子ソフトボールの名選手だったが、膝を故障し現役を諦め、今は八王子の駅から会社まで座って通勤することばかりを考えている。原田は自分が今まで培ってきた座る技術を涼子に伝授。最初は原田を邪険に扱っていた涼子だったが、説得され講座を受けるうちにみるみるうちに技を取得し、更に女性としても美しく成長していく。やがて30歳も年が離れた二人の間に恋が芽生える…。

スタッフ

監督:市川徹
原作:万大
脚本:原田佳夏、市川徹
配給:sazanami

キャスト

田村英里子
六平直政
朝倉えりか
松田優
吉井怜
網本圭吾
伊藤裕子
銀粉蝶
高瀬秀司

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