2006年/日本/カラー/108分/ 配給:松竹

2007年06月22日よりDVDリリース 2007年1月27日、東劇ほか全国ロードショー

(C)「幸福な食卓」ASSOCIATES

公開初日 2007/01/27

配給会社名 0003

解説


2007年新春——心に深々と染み入る感動作が誕生します!

これほどまでに映画化が待ち望まれた作品が、かつてあったでしょうか?
女性を中心に幅広い読者層から圧倒的な支持を受け、最新作「温室デイズ」でも話題沸騰中の、いま最も注目される気鋭の作家、瀬尾まいこ。2004年に発表以来、各方面での高い評価のみならず、第26回吉川英治新人文学賞を受賞した彼女の代表作「幸福な食卓」(講談社刊)が、ついにスクリーンに登場します。

主人公・佐和子を演じるのは、数多くのオーディション参加者のなかから選ばれた新人・北乃きい。北乃は”ミスマガジン2005″においてグランプリを受賞、また行定勲監督が演出した中編『ユピサキから世界を』(06)でも主役のひとりに選ばれ、現在はドラマ「14歳の母」にも出演中。その凛とした表情が「佐和子そのもの」と審査員を喰らせた期待の女優です。佐和子を支える恋人、大浦役には、映画『亡国のイージス』(05)『この胸いっぱいの愛を』(05)などで鮮やかな存在感を放った勝地涼。兄の「直ちゃん」役には、映画『スウィングガールズ』(04)『いま、会いにゆきます』(04)、現在放送中のドラマ「たったひとっの恋」ほかで目覚ましい活躍を見せる平岡祐太。その恋人、小林ヨシコ役にはドラマからバラエティまで、幅広いフィールドで活躍中のさくら。さらに、『解夏』(04)『四日間の奇蹟』(04)と多彩な作品に出演し変わらぬ人気を保ち続ける石田ゆり子と、映画、ドラマはもちろん舞台俳優としても高い評価を得る羽場裕一が重要な「母さん」「父さん」役で存在感を発揮するなど、原作のテイストを裏切らない最高のキャストが実現しました。
メガホンをとったのは、映画『仮面学園』(00)や『ワイルド・フラワーズ』(04)、最近では高視聴率ドラマ「結婚できない男」での演出も話題となった小松隆志。撮影は『黄泉がえり』(02)などの名手、喜久村徳章。
そして全編を彩る音楽は、日本を代表するヒットメーカー、小林武史が担当。
Mr.Childrenの名曲「くるみ」がこの映画のために新たにレコーディングし直され、主題歌「くるみ-for the Film-幸福な食卓」となって甦り、映画史上に残る清々しいエンディングに大きな役割を果たしていることも大きな話題を呼んでいます。

傷つくことはいっぱいの世の中だけど、負けずに勇気をもって、とにかく一歩前に踏み出したい……
『幸福な食卓』は、そんな貴方に贈る、切なくて、やさしくて、”こころにふわりと響く”家族の物語です。

ストーリー

「父さんは、今日で父さんを辞めようと思う」——。
始業式の朝、家族の食卓で、突然「父さん」が口にした意外な一言。佐和子の中学校生活最後の1年は、こうして始まります。
中原家は、教師の「父さん」、専業主婦の「母さん」、兄の「直ちゃん」、佐和子の4人家族。これといって深刻な問題はないけれど、お互いが何か”言いたいこと”を抱えたときは、必ず四人が顔を揃える毎朝の食卓の場で伝え合う……そんなささやかなルールを大切にしてきた家族でした。
だが3年前のある日、突然訪れた「父さん」の心の崩壊。その日から、佐和子の家族の歯車が少しづつ狂い始めたのです。優秀だった「直ちゃん」は大学進学を辞めて農業をやり、「母さん」は家を出て一人暮らしを始めます。それでも「父さん」と「母さん」は日々連絡を取り合っているし、毎朝の食卓は健在。
そんな危ういながらも淡々と続く家族の日常に、新たな波紋を投げかけた「父さん」の一言。いったい、どうなってしまうんだろう?
高校受験を前に小さな心を揺らすそんな佐和子の前に現れる転校生、『大浦くん』。
彼の存在は佐和子にとって次第に大きなものになって行くのですが——。

スタッフ

監督:小松隆志
原作:瀬尾まいこ

キャスト

北乃きい
勝地涼
平岡祐太
さくら
羽場裕一
石田ゆり子

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