榮倉奈々&眞木大輔(EXILE)初共演でおくる青春ラブストーリー映画が完成!!

2006年/日本映画/35mm/110min./ヴィスタサイズ/カラー/ステレオ 配給:デックスエンタテインメント 配給協力:クロックワークス

2007年10月05日よりDVDリリース 2007年3月17日、渋谷Q-AXほかにて桜咲くロードショー!!

(C)「渋谷区円山町」製作委員会

公開初日 2007/03/17

配給会社名 0659

解説


○おかざき真里の同名コミックの映画化

高校生やOLなど等身大の女性を描くのに定評のある漫画家・おかざき真里。おかざきが描くリアルでナイーブな主人公たちの心情や作品世界は、多くの女性たちの共感を呼んできた。仕事はできるが恋は落第点の「サプリ」の主人公ミナミに代表されるおかざき作品の主人公たちは、気づくと誰もが自分に置き換えて応援したくなってしまう魅力にあふれている。
近年は「彼女が死んじゃった。」が長瀬智也主演でドラマ化(日本テレビ)され、最近では代表作でもある「サプリ」がフジテレビの月9ドラマとして伊藤美咲主演でドラマ化。そして本作が万を辞してのおかざき作品・初の映画化となった。本作の原作である「渋谷区円山町」は、ファンの間でも知る人ぞ知る存在で、少女特有の不安やもどかしさ、今しかない一瞬のきらめきを繊細に描き出した珠玉の作品と言える。センセイに恋する由紀江、渋谷の街をさまよう糸井と有吉。本作の3人の主人公は高校生にとっては等身大の自分、社会にでた女性にとってはかつての自分に重ねあわせるリアルな存在と誰もが感じるはずだ。また、映画公開に先駆けて「渋谷区円山町」の続編がCookie(集英社)誌上で連載されており、映画化に加えてファンにとってまたとないプレゼントとなっている。

○榮倉奈々×眞木大輔、初競演!
センセイにほのかな恋心を抱く由紀江役には、雑誌SEVENTEEN(集英社)の専属モデルで中高生にカリスマ的な人気を誇る榮倉奈々。
早熟かつ強引でありながら、どことなく幼い由紀江をキュートに演じている。その由紀江に翻弄される数学教師“ヤマケン”を演じるのは、アジアを代表するボーカル+ダンスユニットEXILEのメンバーとして絶大な人気を誇る眞木大輔。教師としての情熱と優しさにあふれた“ヤマケン”はまさに眞木のはまり役といえる。他ジャンルで人気の二人が初競演を果たしているのも大きな話題である。

また、必死でいじめに気づかないふりをする糸井には、『時をかける少女』の紺野真琴役の声優が評判となった仲里依紗。今にもこわれてしまいそうな心を必死で保とうとする糸井を健気に演じきっている。糸井の支えとなる有吉役には、第一回CanCamモデルオーディションでグランプリを受賞しモデルとして活躍する原裕美子。学校の中で群れずに一人たたずむ凛とした立ち姿には目を奪われずにはいられない。その他、喫茶店のマスターをふかわりょうが、彼が憧れる女性に三輪ひとみが扮し脇を固めている。

○もっと自分を好きになる映画
都内近郊の高校に通い、週末や放課後に渋谷に遊びに出かける。本作で描かれるのは、女子高生なら誰でも経験するような日常の日々である。カレシもいて楽しいけれど何かが足りないような気がする、ちょっとだけ退屈な毎日。シカトされていることを認めることができずに教室にいることが苦しい、なんとなく不安な毎日。いざ大人になってしまえば、それは取り戻すことができないかけがえのない青春の日々となるのも知らず、少女たちはその時間をなんとなく過ごしている。
そんな主人公たちのなんとなく過ごしてきた日々が、渋谷区円山町に足を踏み入れたことで徐々に変わっていく。
ラブホテルがひしめくこの街は、人々が愛を確かめるためにやってくるところ。カラダを重ねることでお互いを好きになろうとする人々が集まる街なのである。由紀江はこの街でヤマケンの新たな一面を知り、彼を好きになる。ただの同級生だった糸井と有吉は、この街で一緒に過ごし親友になる。相手を好きになること、自分の殻をやぶることで、主人公たちはやがて自分自身をもっと好きになっていく。もっと自分を好きになる、映画『渋谷区円山町』はそんな主人公たちを描いた映画なのである。

○もうひとつの主役は渋谷の街
本作の舞台となるのが円山町をはじめとした渋谷の街。ハチ公前の交差点、道玄坂、公園通り、パルコ前、109前など、ほとんどのシーンが実際の渋谷の街並みで撮影されている。渋谷に行ったことがある人なら誰でもわかる場所が次々と登場することから、自分自身も映画の中に入って主人公たちと一緒に歩いているような不思議な感覚にとらわれることだろう。
由紀江や有吉にとってはいつも遊びに行く渋谷、糸井にとっては初めての渋谷。そして3人ともが初めて訪れた円山町。ホテル街として知られるこの街で、彼女たちは今まで経験したことのない時間を過ごすことになる。恋、友情、そんな簡単な言葉では表すことのできないかけがえのない関係がお互いの間に生まれ、彼女たちにとってこの街は特別な場所になっていく。

○期待の新人監督、永田琴
本作を監督するのは今回が長編映画デビューとなった永田琴。恋文をテーマにしたオムニバス映画『恋文日和』の一編「イカルスの恋人たち」や、鈴木杏主演のネスレKitkatのCF「くちづけ」篇、「さしいれ」篇などの演出を手がけ、揺れ動く心情を描くのには定評がある。本作では恋愛やいじめ、友情を題材に少女たちの不安定で繊細な心のうちや、今しかない一瞬の輝きをスクリーンに焼き付けた。次回作として神木隆之介&福田麻由子主演の『Little DJ 〜小さな恋の物語〜』の製作が進んでおり、これからの活躍が期待される監督といえる。

○主人公たちに寄りそう音楽 
本作の中で特に印象的なのは、主人公たちに寄り添うように流れる数々の楽曲である。エンドロールで流れる主題歌「アップデート」と挿入歌「恋のホームワーク」を担当するのが、4人組の新感覚バンドNIRGILIS。テクノ、ロック、R&B、ヒップホップなどの音楽をミクスチャーしながら紡ぎだされる彼ら独特のメロディとボーカルの岩田アッチュの歌声が、本作の世界と見事に融合している。また、全体の音楽を担当した戸田色音が、主人公たちの心情、本作のイメージを表現する楽曲を生み出し、ひとつひとつの楽曲にぴったりのボーカルをセレクト。サウンドトラックには、Caroline Lufkin、ChiyoTia、Hanna Kondo、AVANT GARDEのAi Uchida、そしてNIRGILISの岩田アッチュが参加している。
ホースで水をかけあった放課後、デートに着ていく服を選ぶひと時、涙を噛み締めて歩いた雑踏、初めてやって来た渋谷、抱き合いながら声を立てて泣いた夜、勇気を出して叫んだ教室。一瞬の時間を愛しむように、期待感に胸がはじけるように、不安な気持ちにそっと寄り添うように、それぞれの楽曲が見る者の感情を揺さぶる効果を生んでいる。本作の挿入歌を収録したサウンドトラックが2月に、NIRGILISの主題歌「アップデート」が、3月中旬にマキシシングルとして発売されることが決定している。

ストーリー



由紀江は明るい仲間に囲まれた普通の女子高校生。
カレシはいるけれどキス以上に進むのはまだちょっと踏み切れないでいる。そんな彼女のクラスに、若い臨時教師・山本(ヤマケン)が赴任してきた。ある日、友だちと渋谷に遊びに来た由紀江は、ちょっとした興味からホテル街・円山町を探索することに。そこでヤマケンが女性といる現場を目撃してしまう。翌日からなぜかヤマケンのことが頭から離れなくなってしまう由紀江は、その想いを振り切るように、彼にかわいい嫌がらせが始める。
しかし、ダサいと思っていたヤマケンに徐々に惹かれていく由紀江。ちょっとしたヤマケンの仕草にもドキドキしてしまう。これはもしかして恋?気持ちを止められなくなった彼女はカレシに別れをつげ、ヤマケンに「ラブホに連れて行ってよ」と半ば強引に一緒に渋谷に行くことを約束させるが・・・。

糸井は高校の吹奏楽部でフルートを吹いている時間が一番好きな女の子。学校では瀬田たち3人といつも一緒にいるけれど、実のところは彼女たちに陰湿ないじめにあっていた。自分がいじめにあっていることを認めてしまうと崩れてしまいそうで、いつも必死に明るく振舞っている糸井。学校の中で誰とも群れずにいつも一人でいる有吉は、そんな糸井が気になって仕方がない。ある日、有吉はそんな糸井を気づかって「一緒に渋谷に行こう」と誘いだす。糸井にとっては初めての渋谷。あまりの人の多さに不安を感じた糸井は、有吉とそっと手を繋いで歩き始める。ショッピングや喫茶店に立ち寄るなど楽しむ二人は、気づくと円山町のホテル街にたどり着いていた。今まで来たことのない不思議な街に糸井ははしゃぎ、有吉はなんだか照れくさくて・・・。

生徒とセンセイの由紀江とヤマケン。同級生の糸井と有吉。それぞれが一緒に円山町に足を踏み入れたことで、何かが変わり、やがてお互いが今までにないかけがえのない存在へとかわっていく・・・。

スタッフ

原作:おかざき真里(「Cookie」集英社刊)
監督:永田琴
脚本:長谷川明 
主題歌・挿入歌:NIRGILIS(デフスターレコーズ)
制作プロダクション:ダブ/特別協力:バンタン映画映像学院
製作:デックスエンタテインメント、広美、
   インデックス・ホールディングス、
   インデックス・ヴィジュアルアンドゲームズ、
   集英社、ダブ、ディープサイド
配給:デックスエンタテインメント
配給協力:クロックワークス
宣伝:広美

キャスト

榮倉奈々
眞木大輔(EXILE)
仲里依紗
原裕美子
三輪ひとみ
ふかわりょう

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