原題:HAZARD

80's インディペンデント・フィルムメーカーズ特集上映::http://www.cinematopics.com/cinema/news/output.php?news_seq=6298

2002年/日本/カラー/103分/ 配給:アンプラグド

2007年04月25日よりDVDリリース 2006年11月11日(土)、シアターN渋谷ほか、全国順次ロードショー!!

公開初日 2006/11/11

配給会社名 0712

解説



90年代初頭。
退屈な学生生活をおくるシン(オダギリジョー)は日常を捨て、旅行ガイドをめくり指先の止まった場所、ニューヨークへ旅立つ。

日本を離れて、出合った仲間、ヤバい仕事。

アイスクリーム、1セント、パラダイス。

やがて若者たちが走り出す・・・。

主演は人気実力とも今最も注目を集める俳優オダギリジョー。監督を志し、単身ニューヨークへ留学した経験を持つ自身と主人公を重ねてこの撮影に挑んだ。脇を固めるのは、『気球クラブ、その後』にて主演を勤める若手注目俳優の深水元基、個性俳優としてCMや映画で活躍を続けるジェイ・ウエスト、演技力と存在感が高く評価される実力派俳優池内博之。

全編ニューヨークにて撮影され、ブルックリンやハーレム地区ではゲリラロケを敢行した。手持ちカメラの使用、1シーン1カットの多用により、緊張感とスピード感のあるドキュメンタリータッチの映像を実現した。

センセーショナルな話題をさらった『自殺サークル』、そしてモントリオールファンタジア映画祭で作品賞と女優賞をW受賞した『奇妙なサーカス』、カルロヴィヴァリ国際映画祭で日本人初のコンペティション部門W受賞に輝き、各国の映画祭で賞賛された本年度公開作『紀子の食卓』を手がけた鬼才・園子温監督の衝撃の問題作。

日本で満たされなかった男が、ニューヨークで危険を追い求めてさまよい、もがく姿を描いた、切なく熱い映画がここに誕生!

ハザード”危険”を乗り越えて、彼らは成長する。

ストーリー

1991年、日本。
「すべるだけの日曜日、どこへ行こうか」

シン(オダギリジョー)は退屈な学生生活を送っていた。恋人との冷めた関係、退屈なクラスメート、希薄なリアル。なにも無い日常から一刻も早く抜け出したかった。

そんなある日、大学の図書館で彼は「地球の危険な歩き方」という1冊の本に出会う。そこでNYの犯罪都市「ハザード」について書かれたページを目にする。眠たい日本を飛び出す覚悟を決めたシンは、その本を手に握りしめ、走り出す。

NYへ渡ったシンは、自ら危険を求め、さまよい歩く。生きていくことさえ難しくなったある日、彼は万引きを決行しようとする。その時、彼は仲間たちと出会う。リー(ジェイ・ウエスト)とタケダ(深水元基)はNYでも名の知れたギャングスターだった。彼らとの日々は、刺激的で危険に満ちていた。シンは見えないコインを取り出し、彼らと誓い合う。
「俺たちはこの1セントを1億ドルと交換するんだ。」

憧れていた狂気と隣り合わせの世界。だが、現実はそう簡単に彼を受け入れてはくれないのだった。

ハザードをさまよい、もがき、やがて走り出す。世界を手に入れることを夢見て。そしてシンが行き着いた先は・・・。

スタッフ

監督、脚本:園子温
エグゼクティブプロデューサー:鈴木直実、諸橋裕
プロデューサー:鈴木剛
撮影:柳田裕男

キャスト

オダギリジョー
深水元基
ジェイ・ウェスト
池内博之

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