父は元過激派だ。 税金なら納めん!そんなもの必要ない!! 沖縄を舞台に型破りな父親と少年の交流を描いた豪快エンターテインメント。

2007年/カラー/ビスタサイズ/ドルビーSRD/114分 配給:角川映画

2008年03月05日よりDVDリリース 2007年10月6日(土)、新宿ガーデンシネマほか全国拡大ロードショー

(C)2007「サウスバウンド」製作委員会

公開初日 2007/10/06

配給会社名 0058

解説


2005年の大ヒット作「妖怪大戦争」で子供との見事なコラボレーション(?)をみせた “トヨエツ”と、話題作「バッテリー」でも母役を熱演の天海祐希がこの“とんでも夫婦”に大抜擢!、5月末にクランクインが決定した!
監督はデビュー以来コンスタントに作品を世に送り続ける森田芳光。

“恥ずかしくてしょうがないヒトだけど、秘かにボクは尊敬している・・・実はボクの自慢の親父なんだ!”
「税金など払わん、学校へなんか無理に行かなくていい。文句があるなら
国民を辞めてやる」子供の迷惑顧みず、ハチャメチャで痛快な大人が目前
の“悪”に向かって突進する!すべてを捨てて突然沖縄へ移住し組織を相
手に大立ち回り!
子供から見たらとんでもなく過激な親父。ところが決して嘘はつかず、表面的な正義は振りかざさず、夢に向かって突き進む・・・そんな親父に、子供たちは「ボクたちの親父って、すげぇ!恥ずかしくてしょうがないヒトだけど、秘かにボクは尊敬している・・・実はボクの自慢の親父なんだ!」とどんどん理解を深めてゆく。
そして母に対しても“どこにでもいる普通の母さん”だと思ってた母親が実は親父と同じくらい「びっくりするくらい凄いヒト」であることに気がついてゆく。
親を見直してゆく過程。父親のちょっと時代ずれした孤高の戦士的雰囲気のおかしさ。母の変貌・・・。すべてが子供の目線で描かれているから愉快で痛快!「サウスバウンド」はとにかく破天荒な面白家族を子供の視点から描いたニュー・ファミリーピクチャーなのだ!

誰もが「笑える」映画
この親父、本当に大人?子供がそのまま大人になったような親父と、大人っぽくて生意気な子供との関係が面白い!
主人公・上原一郎は子供がそのまま大人になったような親父。その長男の二郎とその周りの友達たちは大人へと背伸びしてゆこうとする生意気な子供たち。この大人と子供のアンバランスな関係が思わずプッと噴き出してしまう爽やかな笑いを誘う。大人から子供までが楽しく笑える映画、それが本作のテーマです。

フツウじゃないから心を揺さぶる、過激な親父の言葉が意外に泣ける
破天荒な親父でも人の親。まだまだ子供の二郎を成長させようと、突拍子もない言葉だが良きアドバイス(?)を授ける。その突拍子のない言葉が、あらゆる世代に親の子供に対する心情をわかりやすく、楽しく理解させる重要なポイントになっている。

<乱暴だけど愛がある、破天荒親父語録>
「みんな、お父さんを見習うな。お父さんは極端だからな。でも汚い大人になるのはやめてくれよ、違うと思ったらとことん戦え、負けてもいいから戦え。人と違ってもいい。孤独を恐れるな。理解者は必ずいる」

「黒木って子、親はいるのか?小学生のしゃべり方じゃなかったな。一人で生きてる、そんな感じだったぞ。そういう友達は・・・大事にしろ!」

「おお、二郎じゃないか。喧嘩か。負けるなよ。」

「戦うか、逃げるか、腹をくくれ。このまま済むわけはないんだろう?人生の正念場だな。頭はやめとけよ。鉄パイプで後ろから闇討ちする場合だ。頭はもしものときがあるからな。おれのお薦めは膝の裏側だ。」

全力疾走しているんだけど笑える大人”上原一郎役はまさに「ALWAYS 3丁目の夕日」の親父、「東京タワー」のオトンのような一風変わったキャラクターなのだ。

4大パワーに子供がプラス!見たことのない面白さ!
“奇天烈夫婦”を演じるのは、2005年の大ヒット作「妖怪大戦争」で子供との珍しいコラボレーションで怪演(?)を見せた豊川悦司と、本年の話題作「バッテリー」で悩みながらも子供を見つめる真摯な母役を熱演した天海祐希。メガホンを取るのは、デビュー以来さまざまなジャンルで幅広いテーマに挑戦、話題作を発信し続ける気鋭森田芳光監督。そして原作は「空中ブランコ」で直木賞を受賞、ブラックな味わいの社会風刺とその視点の面白さが注目を集める作家、奥田英朗。この4大パワーに子供たちが賑やかに絡み合い、笑いあり涙ありの“飛び切り”のエンターテイメントを創り上げてゆく!

ストーリー



この親父、ただものじゃない!
子供がそのまま大人になったような親父VS大人っぽくて生意気な子供
愉快!痛快!ニュー・ファミリームービー誕生!!

全力疾走しているんだけど、“何か変”な親父、上原一郎。
いつも親父の行動が恥ずかしくてしょうがない洋子、次郎、桃子。
そして一見フツウの母さんだと思っていたさくらまでもが…!?

「税金など払わん、学校へなんか無理に行かなくていい。文句があるなら国民辞めちゃおー」

子供の迷惑顧みず、ハチャメチャでブッ飛んだ大人が目前の“悪”に向かって突進する。すべてを捨てて突然沖縄へ移住し組織を相手に大立ち回り。子供から見たらとんでもなく過激な親父。ところが決して嘘はつかず、表面的な正義は振りかざさず、ある夢に向かって突き進む…そんな親父に、子供たちは「ボクたちの親父って、すげぇ!」と親を見直してゆく。

恥ずかしくてしょうがないヒトだけど、秘かにボクは尊敬している・・・
実はボクの自慢の親父なんだ!」とどんどん理解を深めてゆく。
そして母に対しても“どこにでもいる普通の母さん”だと思ってた母さんが実は親父と同じくらい「びっくりするくらい凄い」ことに気がついてゆく。

「ボクたちの親ってかっこいい!」
とにかく破天荒な痛快面白家族を子供の視点から描いた奥田英朗原作「サウスバウンド」(ブラックな味わいの社会風刺コメディ“伊良部シリーズ”「空中ブランコ」で直木賞受賞。その後第1作として書き下ろされ話題に)がついに映画化!

父親のちょっと時代ずれした孤高の戦士的雰囲気のおかしさ、母の変貌…。
サウスバウンドはとくかく破天荒な面白家族を子供の目線で描いたニュー・ファミリームービーなのだ!

スタッフ

監督・脚本:森田芳光

原作:奥田英朗「サウスバウンド」(角川文庫刊)

製作総指揮:角川歴彦
製作:井上幸一
製作統括:小畑良治/夏野剛/伊藤泰造
企画:中川滋弘
エグゼクティブプロデューサー:井上文雄
プロデューサー:杉崎隆行/三沢和子

撮影:沖村志弘
照明:渡辺三雄
美術:山崎秀満
装飾:湯沢幸夫
録音:高野泰雄
音響効果:伊藤進一
編集:田中慎二
スクリプター:山内薫
衣裳:宮本まさ江
製作担当:橋本靖
監督補:杉山泰一
助監督:増田伸弥
キャスティング:杉野剛

音楽:大島ミチル
主題歌:中島美嘉「永遠の詩」

製作:角川映画/日本映画ファンド/NTT DoCoMo/ソニー・ミュージックエンタテインメント
配給:角川映画

キャスト

上原一郎:豊川悦司
上原さくら:天海祐希

上原二郎:田辺修斗(子役)
上原桃子:松本梨菜(子役)
上原洋子:北川景子
新垣巡査:松山ケンイチ

南先生:村井美樹
校長先生:平田満
区役所のおばさん:吉田日出子
お祖母ちゃん:加藤治子

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