ファントマ 危機脱出
原題:Fantômas
パリが生んだ伝説の怪盗ファントマ、再び現る!!
1964年/フランス/105分 配給:東芝エンタテインメント
2007年02月21日よりDVDリリース 2006年9月2日、ライズエックスほかにて全国順次ロードショー
FANTÔMAS ©Gaumont 1964
公開初日 2006/09/02
配給会社名 0008
解説
フランスが誇るセリ・ノワールの伝説、怪盗ファントマ。
変幻自在の怪盗、ファントマが再び街に舞い降りる!
フランスが誇る、変幻自在の怪盗ファントマ!
セリ・ノワール(暗黒叢書と呼ばれる犯罪小説)の歴史の中でも、連続活劇ものとして最も愛されてきたファントマ。本国フランスでは大規模な展覧会も開かれるなど、今もって高い人気を誇っている。サイレント期にも5作品が制作されているが、1960年代に発表されたこの三部作では、よりポップなSFアクションコメディに仕上がっている。
名優たちの軽妙な演技にも注目!
『オルフェ』でコクトーを虜にしたジャン・マレーがスタイリッシュに新聞記者を演じ、『女は1回勝負する』の美女ミレーユ・ドモンジョとのロマンスも見所。名優ルイ・ド・フュネのおとぼけ警部ぶりが
ルパン三世の銭形警部を思わせてこちらも痛快。ちなみに怪盗ファントマはノークレジットだが、良く観察すれば判るかも!?
アーティストたちが愛したファントマ
パリ大学で医学を学んだマルセル・アランと元弁護士ピエール・スーヴェストルによる共作で、1911年に第一作を発表。
1913年までに32作品を著し、ピカソなど芸術家や知識人たちに支持され、クルト・ワイルなどによってラジオ番組も制作。
ピエール・スーヴェストルの死後はマルセル・アランが一人で執筆し、1963年に全43作品として完結。
空飛ぶシトロエンなどガジェット感もタップリ!
007を筆頭に、スパイアクション全盛期に制作された作品だけに、空飛ぶ車、ラジコン爆弾、テレパシー誘導銃、
葉巻銃、メカ義手にファントマの変装マスクなど、ユーモラスなアイデアに溢れていてレトロフューチャーなガジェット感タップリ。
美しいドレスに身を包むミレーヌ・ドモンジョに相応しく、モダンなインテリアも見所!
ストーリー
見事な手腕の怪盗ファントマに手を焼くパリ警視庁のジューヴ警部は、市民を動揺させまいと、テレビを通じてフランス全土にファントマを必ず捕まえると宣戦布告する。
しかし、ジューヴ警部の傲慢を感じた新聞記者のファンドールは、美貌のフィアンセ・エレーヌとの会話からヒントを得て自らがファントマになりすまして飛ばし記事を書き、ジューヴ警部の反感を買う。当然実在している本物のファントマの怒りも買い、ファントマの秘密基地に誘拐されてしまう。ファンドールは何者にでも変身できてしまう犯罪王、ファントマの力に取り込まれ、さらにはファントマがエレーヌにひとめぼれし、彼女にまでファントマの魔の手が・・・。果たしてジューヴ警部とファンドールはファントマを捕まえることができるのか!?
スタッフ
監督:アンドレ・ユヌベル
原作:マルセル・アラン、エミール・スーベストル
脚本:ジャン・アラン、ピエール・フーコー
撮影:マルセル・グリニヨン
音楽:ミシェル・マーニュ
キャスト
ルイ・ド・フュネス
ジャン・マレー
ミレーヌ・ドモンジョ
ロベール・ダーバン
アンリ・セール
フランソワーズ・クリストフ
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