ヨコハマメリー
第30回笑う!由布院映画祭招待作品
2005年 / 日本 / カラー / スタンダード / 1時間32分 提供:レントラックジャパン/ナインエンタテインメント 配給:ナインエンタテインメント 配給協力・宣伝:アルゴ・ピクチャーズ
2007年02月14日よりDVDリリース 2006年8月5日、UPLINK Xにて毎週土曜日ロードショー 2006年4月15日、テアトル新宿、横浜ニューテアトルにてロードショー
公開初日 2006/04/15
配給会社名 0698
解説
■かつて、ひとりの娼婦がいた
彼女の名前は“ハマのメリー”
歌舞伎役者のように顔を白く塗り、貴族のようなドレスに身を包んだ老婆が、ひっそりと横浜の街角に立っていた。本名も年齢すらも明かさず、戦後50年間、娼婦としての生き方を貫いたひとりの女。かつて絶世の美人娼婦として名を馳せた、その人の気品ある立ち振る舞いは、いつしか横浜の街の風景の一部ともなっていた。“ハマのメリーさん”人々は彼女をそう呼んだ。
■街から消えた伝説の女(ヒト)
1995年冬、メリーさんが忽然と姿を消した。自分からは何も語ろうとしなかった彼女を置き去りにして、膨らんでいく噂話。いつのまにかメリーさんは都市伝説のヒロインとなっていった。そんなメリーさんを温かく見守り続けていた人達もいた。病に侵され、余命いくばくもないシャンソン歌手・永登元次郎さんもその一人だった。消えてしまったメリーさんとの想い出を語るうちに、元次郎さんはあるひとつの思いを募らせていく。もう一度、メリーさんに会いたい。そして、彼女の前で歌いたい……。
■若き映画人を通して見えてきた「横浜の戦後史」
監督は本作がデビューとなる、若干30歳の中村高寛。メリーさんが街から消え、彼はその影を追うように、様々な人々へのインタビューを始めた。そうして、メリーさんを通して見えてきたものは、市井の普遍的な人の営み、感情、人生の機微であった。撮影開始から5年の歳月をかけ、地元・横浜への親しみがこもった、清々しい感動に溢れる作品を作り上げた。2005年度の湯布院映画祭では、ドキュメンタリーでありながら、多くの観客から喝采を受けた。
ストーリー
スタッフ
企画・制作:人人フィルム
プロデューサー:白尾一博、片岡希
撮影:中澤健介、山本直史
編集:白尾一博
MA:濱田豊、prestage
音響効果:斎木琢磨
音楽:Since(コモエスタ八重樫 + 福原まり)
テーマ曲:「伊勢佐木町ブルース」 主題歌 渚ようこ
写真:森日出夫
監督:中村高寛
キャスト
永登元次郎
五大路子
杉山義法
清水節子
広岡敬一
団鬼六
山崎洋子
大野慶人
福寿祁久雄
松葉好市
森日出夫
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