大人気コミックが遂に実写映画化! わんぱく少年とその家族が繰り広げる笑いと感動の物語!

2006年/日本/ 配給:松竹

2007年01月24日よりDVDリリース 2006年8月19日、東劇・池袋シネマサンシャイン他公開

(C)2006「花田少年史」製作委員会

公開初日 2006/08/19

配給会社名 0003

解説


純粋な心を持つわんぱく少年が授かった、幽霊が見える不思議な能力。
少年は、幽霊たちが地上に残した愛する者への思いを通して、大切な家族の絆を知っていく——

小さな港町で評判のわんぱく少年・花田一路は、ある日、トラックと衝突する大事故にあってしまう。九死に一生を得た一路は、幽霊が見える不思議な能力を身につけていた。その日から彼の周囲には、いろんな幽霊が出現して願い事や相談を持ちかける。それだけでもパニックなのに、なんと、自分が本当の父親だと名乗る見知らぬ男の幽霊まで現れた!元気でにぎやかな花田家に、誰にも言えない秘密が隠されていたのだろうか?一路は様々な幽霊達との出会いの中で、これまで意識しなかった家族の絆、そして「愛する者が幸せであってほしい」という幽霊たち、生きている人間達の優しい思いに気付いていく・・・。

原作は、現在「モーニング」(講談社)で連載中の「ピアノの森」も人気を集めている、一色まことの大ヒットコミック「花田少年史」(講談社刊)。このコミックは、少年の日のノスタルジー、幽霊達と少年の交流を描くファンタジー要素、少年が幽霊達の持ち込む事件の謎を解いていくミステリー性、そしてなによりも、家族や友人たちとの愛を描く人間ドラマの魅力で幅広い年齢層の圧倒的支持を獲得。現在も、単行本として販売部数90万部を突破するロングセラーを続けている。
その原作の人気を受けて03年にはアニメも製作、日本テレビ系で放送され、OA時間が深夜だったにも関わらず、平均視聴率3.8%をキープする大ヒットを記録。またこのアニメーションのクオリティの高さは、「東京国際アニメフェア2003」で最優秀作品賞を受賞、「第8回アジア・テレビジョン・アワード」で長編アニメーション部門最優秀賞を受賞したことでも実証されている。

そして遂に、待ちに待った実写映画版が完成した。映画オリジナルのストーリーを加えながらも、愛犬ジロ、一路の親友・壮太と父親の写真、桂ちゃんのハムカツなど原作やアニメでおなじみのモチーフがたっぷり登場。原作ファンにも見逃せない物語が展開していく中で、私たちが忙しい日常の中で忘れてしまいがちな、家族の絆の尊さ、そして愛する者への思いに気づかせてくれる、心温まる感動作に仕上がった。
また、実写映画ならではの魅力を発揮するのは、キャスティングの妙。主人公の花田一路役は、大ヒット作『ALWAYS 三丁目の夕日』で注目を集め、東山紀之主演のTVドラマ「喰いタン」でも大活躍した名子役・須賀健太。一路の母・寿枝は、映画版では、原作コミックやアニメ版とはひと味違う、ユニークな過去を持つ魅力的な女性に設定。この役を舞台、映画、ドラマとさまざまな分野で活躍、『冷静と情熱のあいだ』『THE有頂天ホテル』の篠原涼子が演じる。また、一路の父で、こちらも映画版オリジナルのドラマチックな過去を持つ大路郎役は、『ラヂオの時間』『お受験』などで活躍する実力派、西村雅彦。さらに、北村一輝、安藤希、杉本哲太、もたいまさこら、個性的な顔ぶれが結集。
このユニークな物語をまとめあげた監督は「恋も2度目なら」「恋のバカンス」「ぼくの魔法使い」など人気ドラマの演出を手掛け、舞台演出家としても活躍する、水川伸生。今回が劇場公開映画初監督作品となる。脚本は『お墓がない!』『39刑法第三十九条』『黒い家』『命』などさまざまな分野を手がける大森寿美男。また、主題歌「愛しさと心の壁」を人気ユニットのサンボマスターが歌っている。

ストーリー



幽霊たちが教えてくれた、今まで気づかなかった大切なこと……

漁港に近い小さな町で暮らす9歳の花田一路(須賀健太)は、町のみんなが知っているわんぱく坊主。タクシー運転手の陽気な父・大路郎(西村雅彦)、明るくてたくましい母・寿枝(篠原涼子)、クールな中学生の姉・徳子(大平奈津美)、冗談好きな祖父・徳次郎(上田耕一)の5人家族はいつも賑やかで笑いが絶えない。ある日、自転車に乗っていた一路はトラックと衝突する大事故に遭ってしまう。天国への旅に向おうとする途中で、目の前に現れた謎の女子高校生の幽霊・聖子(安藤希)に助けられ、九死に一生を得た一路は、なぜかその時から、幽霊たちの姿が見えるという不思議な能力を持ってしまった。
そんな一路の前にまず現れたのは、急死したタバコ屋の吉川の婆ちゃん(もたいまさこ)。彼女は愛犬・ジロのことが気がかりで、一路に面倒を見てほしいと言うために出現したのだ。愛犬を託した吉川の婆ちゃんのうれしそうな顔を見て、一路は幽霊と話せるのもそんなにわるいものじゃないと思う。

次に一路の前に現れた幽霊は、沢井(北村一輝)と名乗るキザなスーツ姿の男。突然「君は僕の息子だ!」と言われた一路は驚き、沢井は母・寿枝の恋人だったのだろうかと疑問を抱く。さらに一路の耳に入ったのは、親友・壮太(松田昂大)の父親の死は父・大路郎のせいだという噂話。漁に出た2人は嵐に遭遇し、大路郎は壮太の父を見捨てて、一人で生還したというのだ。一路はあの陽気な父がそんなことをするはずがない、と思いながらもショックを受ける。そんな一路の耳元で、沢井の幽霊が「僕もあの男に殺されたんだ」とささやき、さらに一路の心を混乱させる・・・。

スタッフ

監督:水田伸生
原作:一色まこと(講談社刊)
脚本:大森寿美男
音楽:岩代太郎
主題歌:サンボマスター「愛しさと心の壁」(Sony Music Records Inc.)
企画製作:鈴木光
製作:高田真治/平井文宏/西垣慎一郎/中村仁/松本輝起
エグゼクティブプロデューサー:奥田誠治
プロデューサー:原田文宏/佐藤貴博
撮影:藤石修(J.S.C)
照明:上田なりゆき
美術:小澤秀高
録音:小野寺修
編集:田中愼二
装飾:西渕浩祐
助監督:城本俊治/相沢淳
制作担当:宿崎恵造
テクニカルスーパーバイザー:都築正文
VFXプロデューサー:篠田学/高瀬巌
VFXスーパーバイザー:進威志/稲葉貞則/小田一生
オリジナルサウンドトラック:バップ

製作プロダクション:光和インターナショナル
企画・製作:日本テレビ放送網/光和インターナショナル
製作:バップ/読売テレビ/読売新聞/報知新聞/読売エージェンシー/松竹
配給:松竹

キャスト

花田一路:須賀健太
花田寿枝:篠原涼子
花田大路郎:西村雅彦

沢井真彦:北村一輝
香取聖子:安藤希
猛:杉本哲太
吉川の婆ちゃん:もたいまさこ

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