原題:the cave

人間vs元人間

2005/アメリカ/カラー/シネスコサイズ/ドルビーSR、ドルビーデジタル、SDDS/97分/ 提供:ギャガ・コミュニケーションズ、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 配給:ギャガ・コミュニケーションズ powered by ヒューマックスシネマ 

2010年05月26日よりDVDリリース 2007年02月21日よりDVDリリース 2006年9月30日、銀座シネパトスほか全国順次公開

(C)2005 CINEBLUE INTERNATIONALE FILMPRODUKTIONSGESELLSCHAFT mbH & Co.1,BETEILIGUNGS-KG. All Rights Reserved.

公開初日 2006/09/30

配給会社名 0025

解説


【怪獣・怪物】ブームに沸く映画界に、禍々しき恐怖を植えつける本命作品ついに登場!
2006年、日本は【地獄の秋】を迎える!!

昨年2005年末から今年にかけ、映画界は世界規模で【怪獣・怪物映画】の傑作が次々と登場している。『ロード・オブ・ザ・リング』三部作のピーター・ジャクソンが最新のVFXを駆使し、キング・オブ・モンスターの勇姿を現代に甦らせた『キング・コング』(05)。そして我が国が誇る最強キャラクター、ガメラと少年の心を交流を描いた『小さき勇者たち 〜GAMERA〜』(06)に、韓国からは突然変異した怪物が人々を襲う本格怪獣映画『グエムル 漢江の怪物』(06)etc……。 
しかし、それらはこの映画のための、ほんの前奏曲にすぎない。そう、本作『地獄の変異』は、これまで密林や海中、そして宇宙において、さまざまなクリーチャーと遭遇してきた人類が初めて出会う“洞穴の新生物”。地の奥深くに潜んで独自の進化を遂げてきた最強&最悪な生命体との、血も凍るようなファースト・エンカウントを描く恐怖の怪物映画なのだ!!

 ルーマニアのカルパチア山脈付近で発見された巨大洞窟。地元の研究者たちは最新の設備と潜水のプロフェッショナルで構成されたケイブ(洞窟)ダイバーのチームを招いて調査を敢行する。だが、地下洞に潜ったダイバーが1人、また1人と何者かに襲われていく。謎のベールに包まれた生物との遭遇——。そこにいたのは微生物や小動物の類いではない。脅威の再生能力と巨大な翼を持ち、人間を容赦なく捕らえる“ヤツら”が待ちかまえていたのだ!!
 映画史上かつてない、恐るべき生物と対峙することになるキャストには『ワイルド・スピードX2』(03)『パパラッチ』(04)のコール・ハウザー。そして『炎のメモリアル』(04)のモリス・チェスナットに『ミッション:インポッシブル』(96)のマーセル・ユーレス。さらに話題のTVサスペンスドラマ「LOST」(04〜06)のダニエル=デイ・キムなど、個性派かつ屈強な男たちが顔を揃えている。また『コヨーテ・アグリー』(00)で鮮烈なデビューを飾ったパイパー・ペラーボが、怪獣映画に必要不可欠なヒロインとして作品に華を添える。 
だが、やはりこの映画の主役はなんといっても怪物だ。暗闇を自在に這い回り、コウモリのような翼で音もなく滑空して人間を襲う。そんな環境に適応した究極の生命体をクリエイトしたのは、『GODZILLA/ゴジラ』(98)や『サイレントヒル』(06)といった作品で名を轟かせるパトリック・タトポロス。クリーチャーデザインの第一人者であり、業界のトップに君臨する彼の今回の怪物は、それまで自身が手がけてきた禍々しきモンスターの集大成ともいえる完成型にして、怪獣映画の歴史に残るであろう特異で個性的なキャラクターを創造することに成功している。 監督はオーストラリアでCMディレクターとして活躍し、『マトリックス リローデッド』そして『マトリックス レボリューションズ』(03)の2ndディレクターを経て本作が劇場映画デビューとなるブルース・ハント。その独自のスピード感とハイテンションな演出力は、観る者の肌穴にザクザクと針を突き立てるような恐怖をスクリーンに描き出す。

ストーリー




中世、最強のテンプル騎士団を滅ぼした“翼をもった悪魔”が住むとされる伝説の巨大洞穴。
21世紀、最高の探検家たちは、その巨大孤立空間で最悪の遭遇を果たす−。

1970年代、チャウセスクの独裁政権による冷戦時代のルーマニア——。
 カルパチア山脈の某所にある13世紀の修道院跡を、トレジャー・ハンターたちが訪れる。目当ては修道院の真下にある洞穴に、中世にヨーロッパで活躍したテンプル騎士団が隠したとされる財宝の山だ。だが洞穴の入り口を火薬でこじあけようとした瞬間、巨大な落石と地盤沈下が修道院を襲い、全員が建物ごと深い“闇”に消えた……。

 それから30年後———。その“闇”は地質学者によって光のメスが入れられた。洞窟研究の第一人者であるニコライ博士(マーセル・ユーレス)は、修道院の洞窟には145キロにわたる水の流れがあり、その巨大さは地球最大規模の発見であることを確信。それだけに、「洞窟内部の調査とサンプル採取にはプロのダイバーの力が必要である」と、ルーマニアから遠く離れた地にいる“最強の助っ人”を招聘する。

 “彼ら”は、メキシコのユカタン沖で未踏の海中洞窟と格闘していた。[シャーク]と呼ばれるそのダイバーチームは、事態に冷静に対処するジャック(コール・ハウザー)を筆頭に、潜水能力に長けているが直情型でスタンドプレーが多い弟のタイラー(エディ・シブリアン)や、男勝りな性格でチームに溶け込むチャーリー(パイパー・ペラーボ)など個性派ぞろいだ。とはいえ、新しい冒険を求める情熱において差のない潜りのプロフェッショナルたちは、二つ返事でニコライ博士の依頼を受ける。

 ルーマニアの現地に到着したジャックたちは、ニコライ博士と生物学者のジェニングス(レナ・ヘディ)、そしてカメラマン担当のアレックス(ダニエル=デイ・キム)らと合流し、洞窟の広いエリアにベースキャンプを設置する。そして彼らは、洞穴奥深くに踏み込むのだ、テンプル騎士団を滅ぼした翼のもった悪魔が住むという伝説の洞穴に・・・。

 調査は順調に、そして問題なく進むかに見えた———。
 だが、奥部を偵察していたブリッグス(リック・ラバネロ)の通信が途中で途絶える。さらに偵察にあたったストロード(キーラン・ダーシー=スミス)が、何かに食い散らかされた動物の死骸を見つけた瞬間、突然目の前に現れた謎の生物に引きずられ、手放した水中スクーターが岩場に衝突して爆発を起こしてしまう。しかもこの爆発によって岩石が崩れ、外界に戻る入り口がふさがれてしまった。
 
彼らを救うことができるのは、彼ら自身だけ—。
調査隊一行は、自力で脱出すべく出口を見つけるために先へと進む。
一方で彼らは、洞穴に生存する特有の動物の死骸から細胞を採取する。恐ろしいことに、自分たちをも襲った生物には強い寄生能力があるのだ。
 
 この洞穴はわずかな希望をも最悪の絶望へと変える———。
 メンバーが次々と、謎の怪物に襲われる中、ジャックの言動や指示の不確実さに、本来の彼ではない違和感を覚える。そして、そんなジャックとこれまでの状況から、ジェニングス博士は恐るべき仮説へと到達するのだ。
果たして恐るべき怪物の正体は?そして探検家たちは無事に地上に戻ることが出来るのだろうか? 
怪物の手は既に彼らの背中に伸びようとしている……!!

スタッフ

監督:ブルース・ハント
製作:ゲイリー・ルチェッシ、アンドリュー・メイソン、
マイケル・オホーヴェン、トム・ローゼンバーグ、リチャード・ライト
脚本:マイケル・スタインバーグ、ティーガン・ウェスト
撮影:ロス・エメリー
音楽:ラインホルト・ハイル、ジョニー・クリメック

キャスト

パイパー・ペラーボ
コール・ハウザー
レナ・ヘディ
エディ・シブリアン
モリス・チェスナット
ダニエル・デイ・キム

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