原題:MUPPETS FROM SPACE

ボクは、ほんとうはエイリアン?

1999年/アメリカ/カラー/ヴィスタ/ドルビーSR/上映時間1時間28分 字幕翻訳:佐藤恵子/配給:コロムビア・トライスター

2000年10月13日よりビデオ発売・レンタル開始 2000年10月13日よりDVD発売開始 2000年8月5日よりお台場シネマメディアージュほかにて夏休みロードショー

公開初日 2000/08/05

配給会社名 0176

解説

「セサミストリート」のマペット(パペット<指人形>とマリオネット<操り人形>を合わせた新しいキャラクター)の生みの親、ジム・ベンソンが1976年に始めたエミー賞受賞テレビ番組「マペットショー」は、世界100ヶ国で多くのファンを魅了し続けている。その主役であるマペットたち(かえるのカーミット、ミス・ピギー、ゴンゾ、ねずみのリゾ、フォジー)が大活躍する本作『ゴンゾ宇宙に帰る』は、1999年夏に全米公開されたヒット作。マペット映画としてはこれが6作目であるが、著名なゲストたちがマペットと共に楽しい時間を過ごすオリジナルの雰囲気をそのままに、SFというミスフイットな物語と70年代ファンクミュージックのリズムがブレンドされた新しい魅力のSF冒険コメディだ。

 鼻の長いゴンソは、ある日自分がマペット下宿屋のほかの誰にも似ていないことに気づく。七面鳥のようでもあり、チキンのようでもあり…彼の出生は誰にもわからない。自分は本当は何者なのか。実は自分は遠い惑星から来たエイリアンであることを知ってしまったゴンゾは、エイリアンを監視する政府秘密機関(COVNET)の罠を逃れてついに本当の家族と対面する。長い間家族同様に暮らしてきたリゾやカーミットたちの前で、迎えにきた宇宙船に乗り込もうとするゴンゾ。果たしてこれが愛する仲間たちとの永遠の別れになってしまうのか…。ポール・ウィリアムスの美しいバラード“I’m Going Back There Someday”からヒントを得て製作された『ゴンゾ宇宙に帰る』は、自分が本当は何者なのかという誰もが抱く普遍的なテーマを描きながら、わかりやすいストーリーと個性豊かなキャラクターたちで、子供も大人も同じように夢中になることは間違いない。

 誇大妄想気味の政府工作員に『ジョー・ブラックをよろしく』『メリーに首ったけ』のジェフリー・タンポー。また、著名なカメオ出演者たちもマペットたちとの楽しいコラボレーションを見せてくれる。ミス・ピギーのライバル“UFOマニア”のアンカーウーマンに『グリーン・カード』『フォー・ウェディング』のアンディ・マグダウェル、政府秘密機関の門衛に『グッドフェローズ』『アンフォゲタプル』のレイ・リオッタ、COVNETでねずみの実験をする科学者に『スクリーム』『25年目のキス』のデイビッド・アークェット、そして『ロッキー3』で映画デビューを飾った伝説のレスラーが本人の役で登場し、COVNETでリゾを実験ラボに送りこむ。監督のティム・ヒルはこの映画で監督としてデビューするが、コメディでありながら独特の技術を要するマペット映画を撮るにふさわしいエネルギー、力量の持主であると絶賛されている。製作にはジム・ベンソンカンパニーの社長ジム・ベンソン(1990年急死)の息子ブライアン・ベンソンとジム・ベンソンカンパニーの副社長マーティン・G.・べ一力一があたっている。

ストーリー

マペット下宿屋に住む鼻の長いゴンゾはだれにも似ていない。家族の写真も見たことがない。そんなある日コーンフレークのお告げで空を見上げていると、宇宙の魚がゴンゾの家族は宇宙にいると教えてくれた。それ以来、下宿屋のみんなにからかわれてもゴンゾは宇宙の家族からのコンタクトを待ちわぴている。ついにミス・ピギーの働くテレビ局の「UFOマニア」ショーに飛び入り出演し、宇宙の家族に呼びかける。そこへ黒服の男たちが乱入してきた。政府のトップ・シークレット組織COVNETが宇宙人ゴンゾをつかまえに来たのだ。ミス・ピギーは得意の空手で応戦するが、黒服の男たちはゴンゾと親友リゾを連れ去ってしまう。それをきいた下宿屋の主人力ーミットと仲間たちはゴンゾ救出にCOVNETへ同かう。宇宙人と思われ実験台にのせられそうになっていたゴンゾは、サンドウィッチのお告げで、宇宙の家族がケープ・ドゥーン・ビーチヘ自分を迎えに来ると知らされた。下宿屋の仲間に助け出されたゴンゾとリゾはビーチヘと急いだ…

スタッフ

監督:ティム・ヒル
脚本:ジェリー・ジュール、ジョゼフ・マッツァリーノ、・ケン・カウフマン
製作:ブライアン・ベンソン、マーティン・G・ベイカー
製作総指揮:ステファニー・アラン、クリスティン・ベルソン
撮影:アラン・カソ
美術:スティーブン・マーシュ
編集:マイケル・A・スティーブンソンA.C.E.、・リチャード・ピアソン
視覚効果:トーマス・G・スミス
衣装デザイン:ポリー・スミス
共同製作:ティモシー・M・ポーン、アレックス・ロックウェル
音楽:ジャムシード・シャリフィ

キャスト

ゴンソ:デイブ・ゴールツ(塩屋浩三)
力一ミット:スティーブ・ウィットマイアー(安原義人)
リゾ:スティーブ・ウィットマイアー(石野竜三)
ミス・ピギー:フランク・オズ(小形満)
K・エドガー・シンガー:ジェフリー・タンポー
ノア:F・マーリー・エイブラハム
門衛:レイ・リオッタ
ドクター・タッカー:デイビッド・アークェット
シェリー・スナイプス:アンディ・マグダウエル
マン・イン・プラック:ハリウッド・ホーガン

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