原題:Undercover Brother

B.L(ブルース・リー) × J.B(ジェームズ・ボンド)     = UB(アンダーカバーブラザー) 「007」も「ドラゴン」も真っ青。 向う所、敵だらけ。

2002年5月31日よりアメリカ初公開

2002年/アメリカ/カラー/83分/ 配給:UIP映画

2005年05月27日より〈期間限定出荷〉DVDリリース 2003年11月07日よりDVD発売&レンタル開始 2003年11月07日よりビデオレンタル開始 2003年8月2日より銀座シネパトスにてロードショー

(c)2002 UNIVERSAL STUDIO ALL RIGHTS RESERVED.

公開初日 2003/08/02

配給会社名 0081

解説



「SOLID=キメたぜ」というセリフとともにCOOLなカリスマ性を発揮しながら、
しっかりと笑いも取るニュー・ヒーロー、アンダーカバー・ブラザーが日本初登場!

まず、アンダーカバー・ブラザーのドライビング・テクがすごい。愛車の金色コテコテのキヤデラックで360度回転連続ターンをやっても手に持っている紙コップのジュースを一滴もこぽさない。
また、超高層ビルの敵のデータ室に潜入すると、シークレット・ブーツに仕込んだミニ・ディスクにダウンロードするという怖いもの知らずのクレバーぶりだ。
おっと、追い詰められてもCOOLだ。秘密兵器のロンドン・ブーツの靴底が上昇して高い塀もひとまたぎという奇想天外さ。
カー・チェイスもスペクタクルな大暴れ!カー・オーディオから発射するカセット・テーブで追っ手のバイカーをKOするリーズナブルな攻撃ぶり。さらに、アフロ・ヘアーのファンキー野郎から、84歳の守衛や、ラスタマンのゴルフ・キャディー、エグゼなビジネスマン、棒術を駆使する清掃業者などに次々と姿を変えていく。しかも、高所からダイブしても髪の乱れを気にするスタイリッシュな吊クい奴!
一方、アクションもガチンコ勝負だ。ジェームズ・ボンド顔負けのガジェツトを駆使しての高層ビルからのダイブを見せるかと思いきや、ブルース・リーをリスペクトするカンフー技&横っ飛び長滞空時間キックには、敵も大悶絶。
そして、オースディン・パワーズよりモテ男で、オチャメでおもいつきりおバカなエージェントに託されたミッションとは、白人至上主義の悪の組織による黒人洗脳作戦を防ぐこと。国民期待の大統領候補の黒人将軍も洗脳され、フライド・チキン・チェーンのオーナー職にハマってしまう。この最悪の状況の中、悪の組織はソウル界のゴツドファ一ザー、ジェームズ・ブラウンにも魔の手を伸ばす。そこで、最強のエージェント、アンダーカバー・ブラザーが任務遂行に命を賭ける!
全米でホットな大ヒットを記録した『アンダーカバー・ブラザー』は、スパイ&探偵物の王道のストーリーラインに、『燃えよドラゴン』や『リーサル・ウェポン』『007』シリーズ、『M:I-2』、『ジョーズ』『時計じかけのオレンジ』『グッド・ウィル・ハンティング』、『シヤフト』などのパロデイを巧妙に絡めながら・ハイ・テンションの爆笑キャラクターとホンキのダイナミック・アクションで圧倒するエンターテインメントだ。
そんなオールラウンドな面白さと楽しさに加えて、7O年代のブラック・カルチャーのネタ、R&Bやファンク・サウンドがマニア心をくすぐり、はじけるポップさと映像のリズム感を生み出している。これこそ、まさに新感覚のアクション・コメディだ。
その主人公のアンダーカバー・ブラザー役には、『ジョンQ』でデンゼル・ワシントンと堂々と渡り合い、マルチな芸達者ぶりで全米のコメディアンのトッブに君臨するエディ・グリフィン。一方、悪の組織の一員には、『モンキー・ボーン』で、司法解剖中に悪魔の魂が乗り移り、蘇生した男というブラックなギャグを演じて、観る者をア然とさせたクリス・カツタン。カツタンは『サタデー・ナイト・ライブ』の現レギュラーの中でも最高の人気を誇り、カッタンとグリフィンの競演(『燃えよドラゴン』の決闘を再現!)は、現在のアメリカン・コメディのニュー・ウェーブ対決として、これも見逃せない。
謎のヒロイン役には、『O07/ワールド・イズ・ノット・イナフ』のボンド・ガールのキャリアを生かして、アクションとセクシーさにますます磨きがかかったデニース・リチャーズ。ほかに、『ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合』で、エディ・マーフィと毒舌バトルを演じたデビッド・チャッペルなど、存在感の強い俳優たちが出演している。
監督は、脚本家としても絶賛され、活動の場を拡大中の注自の新説マルコム・D・リー。なお、音楽は、アベレージ・ホワイト・バンド、コモドアーズ、アース・ウィンド&ファイヤー、クール&ザ・ギャングなどの大ヒット曲に加え、エディ・グリフィン&デニース・リチャーズによる『エポニー&アイボリー』のカラオケ爆笑デュエットも話題だ。

ストーリー



ハイテク・セキュリティーによってガードされている銀行の金庫が、怪しげな老人ガードマンによって破られてしまう。警備員がかけつけると、老人は変装をかなぐり捨て、本来の姿を現した。貧しい民衆のために銀行の金を与えようとする謎の男アンダーカバー・ブラザー(エディ・グリフィン)だった。
アンダーカバー・ブラザーは、ブルース・リーから影響を受けたカンフー技で、次々と警備員を倒し、ビルの上からダイブして姿を消す。
その現場に居合わせた正義の組織ブラザーフッドの女性エージェント、シスタ・ガール(アウンジャーヌ・エリス)は、早速、本部に事件を報告し、謎の男の正体を探る。
その頃、白人至上主義の悪の組織ザ・マンでは、姿を見せぬポスの指命により、右腕的な存在のMr.フェザー(クリス・カッタン)が、黒人たちの洗脳計画を進めていた。まず、次期大統嶺候補のバウトウェル将軍(ビリー・ディー・ウイリアムズ)を洗脳することに成功。バウトウェルは会見に現れ、フライド・チキンのチェーン展開にだけカを入れると発表して、国民を荘然とさせる。
その会見を観ていたブラザーフッドのリーダーのザ・チーフ(チイ・マクプライド)と秘密兵器開発担当のスマート・ブラザー(ゲーリー・アンソニー・ウイリアムズ)と過激な「悪知恵ブラザー」(デビッド・チャッペル)とシスタ・ガールは、世界を救うために、アンダーカバー・ブラザーをスカウトする。
早速、任務に就いたアンダーカバーブラザーは、ゴルフ場で暗躍するMr.フェザーを調査する。しかし、Mr.フェザーに気づかれ、乱闘になり、一時姿を隠す。
その後、ザ・マンと大企業のマルチ・ナショナル社に関係があることが分かり、アンダーカバー・ブラザーは、アントン・ジャクソンと名乗り、ビジネスマンとして潜入する。ところが、アンダーカバー・ブラザーの潜入捜査に気づいたMr.フェザーは、強力な部下を送り込む。裏向きの顔は、セクシーでキュートな新入社員のペネロープ・スノー(デニース・リチャーズ)だが、もう一つの顔は、ホワイト・シー・デビルと呼ばれる凶悪な女殺し屋だったのだ。
そうとは知らぬアンダーカバー・ブラザーは、スノーの魅力にハマり、彼女の言いなり。フヌケたお坊ちゃま化してしまう。一方、Mr.フェザーの計画は着々と進み、ついにソウル界のゴツドファーザー、ジェームズ・ブラウン(本人)にも魔の手を伸ばす。

スタッフ

監督:マルコム・D・リー
ストーリー・脚色・製作総指揮:ジョン・リドリー
脚色:マイケル・マクリース
製作:ブライアン・グレイザー、マイケル・ジェンキンソン、デーモン・リー
製作総指揮:ビル・カラーロ
撮影:トム・プリーストリー,JR.
美術:ウィリアム・エリオット
衣装:ダニエル・ホロウェル
編集:ウィリアム・カー
音楽:スタンリー・クラーク

キャスト

アンダーカバー・ブラザー:エディ・グリフィン
Mr.フェザー:クリス・カッツタン
ペネロープ・スノー=ホワイト・シー・デビル:デニース・リチャーズ
悪知恵ブラザー:デビッド・チャッペル
シスタ・ガール:アウンジャヌー・エリス
ランス:ニール・パトリック・ハリス
ザ・チーフ:チイ・マクブライド
Mr.エリス:ジャック・ノーズワーシィ
スマート・ブラザー:ゲーリー・アンソニー・ウイリアムズ
将軍バウトウェル:ビリー・ディー・ウイリアムズ

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