ロード・トリップ
原題:ROAD TRIP
『アメリカン・パイ』『シーズ・オール・ザット』よりオモシロい! ちょっとエッチな痛快青春コメディ!!
2000年/アメリカ映画/94min ビデオ発売:CIC・ビクタービデオ/販売:ビクターエンタテインメント(税抜:13,333) DVD発売・販売:ソニー・ピクチャーズエンタテイメント(税抜:3,800)
2001年11月22日DVD発売&レンタル開始 2001年6月22日ビデオ発売&レンタル開始
解説
『ゴーストバスターズ』『ジュニア』のヒットメーカー、アイバン・ライトマンが製作!『チャーリーズ・エンジェル』でも怪演を見せたMTVの人気者T・グリーンの初主演による痛快青春コメディ。ドリームワークス映画製作による本作品は、『ダイナソー』『グラディエーター』に続き全米初登場第三位、以後5週連続トップ10入りの大ヒットを記録した。遠距離恋愛の恋人に、間違って浮気現場のテープを送った学生が巻き起こす追跡騒動。今年最大の“笑いの暴動”がキッドロック、ランDMC、バックチェリーらの、今いちばんホットなヒット曲をバックに登場した!!
【チェック・ポイント!】
これまた劇場未公開が惜しまれる、ドリーム・ワークス製作の青春コメディ。遠距離恋愛相手の彼女に、同じ大学のベスとの浮気ビデオを間違えて送ってしまったジョッシュが、3人の悪友たちと一緒に、ニューヨークからテキサスまでそのビデオを取り戻すための旅に出る青春ロード・ムービー。おバカでHなノリは、まさに『アニマル・ハウス』のミレニアム・ヴァージョンといった感じの楽しさだ。
映画は、ニューヨークのイサカ大学で、見学にきた入学前の学生や親達を一人の学生がツアーで案内しているところから始まる。彼こそ大学8年生のバリー。そのいい加減な案内から、見学者たちに本人及び学校の信用を失墜させたところで名誉回復とばかりに語り始めた事件とその顛末が、前述の物語になっていくという構成だ。
このバリー君、一見するとひょろっとしていて、ジョン・ベルーシのような判りやすい凶暴さこそ感じられないものの、実はかなり壊れたキャラクター。浮気ビデオを追っての旅には参加せずに留守番をつとめるが、それは友人のペットの蛇に餌のネズミを食べさせる役をやりたかったからだというこの男を演じているのは、ドリュー・バリモアの恋人としても知られるコメディアンのトム・グリーン。テレビ・ショーでも低俗なイタズラを主とする芸風で人気のコメディアンらしく、本作でも生きた鼠をまるごと頬張ってみたりといった活躍ぶりを見せるなど、本筋とは別の部分で笑いのスパイスを効かせてくれる。そんな、彼が語る物語だから、女学生がトップレス姿で普通に会話をしていたりとか、狂った描写も飛び出すけれど、その旅を通しての笑いと成長の物語自体は結構真摯でど真ん中な青春コメディとなっている。
遠距離恋愛の恋人への想いから旅に出ながら、一夜の浮気相手のつもりだったベスの存在もどこかで気になるジョッシュの心情がメインになるわけだが、悪友3人の中でコメディ・リリーフ的役割のカイルがなかなかいい味を出している。親の車を持っている便利な金づるとして、無理矢理旅に参加させられたもやしっ子の彼が様々な困難の犠牲となりながら(笑)、黒人大学の友愛会館で男になるくだりはなかなか感動的だぞ。
監督のトッド・フィリップスは、本作が日本での初登場となるが、他に3本のドキュメンタリー映画を監督している。なお、本編中でジョッシュを追って旅に出た(但し、バリーのいい加減な話から、見当違いの場所に行ってしまうのだが…)ベスの足を、長距離バスの中でなめようとする男として、顔見せもしている。(殿井君人)
ストーリー
ニューヨークの大学生ジョッシュ(ブレッキン・マイヤー)はヤバイ問題を抱えていた。官能的な女友達ベス(エイミー・スマート)とエッチしている浮気ビデオを、テキサス州オースティンにいる恋人ティファニー(レイチェル・ブランチャード)に間違えて郵送してしまったのだ。テープがテキサスに届くまでに取り戻さなくては!タイム・リミットはわずか3日間。ジョッシュと仲間のズッコケ大学生4人組は、テープを追ってアメリカ横断のチン道中を繰り広げるが…。
スタッフ
監督:トッド・フィリップス
脚本:トッド・フィリップス、スコット・アームストロング
製作:ダニエル・ゴールドバーグ、ジョー・メドジャック
製作総指揮:アイバン・ライトマン、トム・ポラック
撮影:マーク・アーウィン
プロダクション・デザイナー:クラーク・ハンター
音楽:マイク・シンプソン
キャスト
ジョシュ:ブレッキン・マイヤー
E.L.:ショーン・ウィリアムス・スコット
ベス:エイミー・スマート
ルービン:パウロ・コスタンゾ
カイル:DJ・クアルズ
ティファニー:レイチェル・プランチャード
ジェイコブ:アンソニー・ラップ
アール・エドワース:フレッド・ウォード
バリー:トム・グリーン
LINK
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