U−571
原題:U-571
全米2週連続NO.1!! 『レッド・オクトーバーを追え!』『クリムジン・タイド』を超え 全米大ヒット(オープニング3日間成績) 歴史を変えた若者達の物語が今始まる…。
2000年/アメリカ映画/116min/カラー/シネマスコープ ドルビーデジタル,SDDS,DTS/日本語字幕:林 完治 ギャガ・ヒューマックス共同配給
2009年04月24日よりDVDリリース 2008年02月01日よりDVDリリース 2001年2月2日DVD発売/2001年2月2日ビデオ発売&レンタル開始 2000年9月9日より日比谷映画ほか全国東宝洋画系にてロードショー!
解説
2000年春、全米公開と同時にファンをアッと驚かせ、堂々第1位でボックスオフィスを快走した話題作がいよいよ日本にも上陸。
2周連続で1位を独走、4月のオープニング成績も『マトリックス』『LIFE』に次ぐ歴代3位を記録。世界的な名プロデューサーで、現在、話題の『ハンニバル 羊たちの沈黙2』(仮題・2000年公開)を製作しているディノ・デ・ラウレンティス、マーサ・デ・ラウレンティスが、ロン・ハワード映画のプロデューサーで知られるハル・リーバーマンと組んで創り上げた、洋上で戦争に終止符を打つべく戦いに出た男たちのダイナミックな熱きドラマがこの『U−571』である。
監督には『ブレーキ・ダウン』で“スピルバーグの再来”と絶賛された俊英ジョナサン・モストゥ。『ブレーキ・ダウン』に続きラウレンティスとのコンビ作の誕生である。メジャー2作目で総製作費120億円の超大作を手掛けたモストウ監督。新しい才能を世界は手に入れた。
潜水艦という限られた空間の中、刻々と厳しい状況へ追いつめられる男たち。浮上も潜航もすべてが決しの決断を求められる。まさにそこは生と死の境目である極限状態。映画は、そうしたギリギリの状況下でも冷静な判断を下していく者の必死で懸命で真摯な姿をダイナミックな迫力とともに、手に汗握る若き兵士の成長物語としても描き切っている。潜水艦映画、そしてアクション映画のジャンルに新たな傑作が加わった。
圧倒的なスケールで人間を、歴史を変えたミッションを画面いっぱいに叩き付ける、ジョナサン・モストウ監督の執念の1作は、実際に北大西洋上で起こった連合軍による「エニグマ」奪取作戦にヒントを得て製作された。スピルバーグ監督作『プライベート・ライアン』で描かれた連合軍による有名なノルマンディ上陸作戦を成功へと導いたのも、独軍の暗号機「エニグマ」を密かに奪っていたからだと言われている。この映画は第二次大戦秘話、という観点の面白さも合わせ持っている。「エニグマ」奪取作戦へと出航する米海軍S−33潜水艦に乗り込むタイラー大尉役に『評決のとき』『エドtv』のマシュー・マコノヒー、ダルグレン大佐役に『ツイスター』『タイタニック』のビル・パクストン、エメット大尉役にニュー・アルバム『CRUSH』も大ヒット中の〈ボン・ジョヴィ〉のジョン・ボン・ジョヴィ、クロフ軍曹(チーフ)役にベテランのハーベイ・カイテルがそれぞれ扮している。他に『メジャーリーグ2』のデビッド・キース、『ジョー・ブラックをよろしく』のジェイク・ウェバー、『ブレーキ・ダウン』のジャック・ノーズワージーが顔を揃えている。
北大西洋上の潜水艦対巡洋艦の激しくも過酷な戦いを迫真の映像に収めていったスタッフ・ワーク、とくに中盤のS−33とUボートが激突する大雨降る中での戦闘シーン、クライマックスの巡洋艦による爆雷攻撃、その激しさにギリギリまで堪え、ついに最後の力を振りしぼり反撃に出るタイラーら乗組員らの決死の戦いなど、これまでの戦争映画、潜水艦映画の迫力を凌駕するほどのリアルな映像は圧巻である。撮影監督は『ダイ・ハード2』『フェイス/オフ』のオリヴァー・ウッド、美術監督には『ボディガード』『12モンキーズ』のウィリアム・ラッド・スキナーと『Uボート』『ネバー・エンディング・ストーリー2』のゴエス・ウェイドナーががそれぞれあたっている。S−33とUボート艦内の、息詰まるムード、細部に至るまで本物を再現したセット・ワークも特筆に価する。Uボート内の通路の造り、パイプの太さなど残された設計図をもとに再現されている。潜水艦内での巧みな移動撮影、爆雷攻撃を受け大きく傾く艦内の描写など、オリヴァー・ウッドと撮影ユニットは〈イージーリグ〉という軽量タイプのスティディカム・システムを採用。従来、難しい描写とされた潜水艦内のシーンを迫力ある映像としてものにしている。他に、編集に『シビル・アクション』のウェイン・バルマン、第二班監督とアクション・コーディネーターに『アミスタッド』のジム・アーネット、ヴィジュアル・エフェクトを『追跡者』のピーター・ドネン、『マイティ・ジョー』のアレン・ホールが手がけている。
あたかもU−571に同乗しているかのような臨場感をぜひとも体験して頂きたい。
ストーリー
戦争を終らせる為に戦いに出た若者達がいた。
目指すはドイツ最新鋭潜水艦U−571。
1942年4月、第二次世界大戦下のヨーロッパ戦線、北大西洋上。ドイツが誇る高性能潜水艦Uボートはアメリカ合衆国海軍、連合軍の巡洋艦、駆逐艦などに甚大なる打撃を与えつづけていた。Uボートは「エニグマ」と呼ばれる暗号器を使い連合軍を翻弄、連合軍は独軍の集中的な猛攻撃の前になすすべがなかった。とくに、北大西洋においては独軍にいいように叩き潰されていた。
そんな状況下、ある重要なミッションが下される。第一次大戦で活躍した旧式の巡洋潜水艦S−33で大西洋上に故障し停泊しているU−571を奇襲、「エニグマ」を奪うという作戦だ。暗号機さえ手に入れれば、独軍の動きを察知することができる。S−33の作戦には第二次大戦の、如いては世界の運命が懸かっていた…。
S−33を指揮するのはベテランのマイク・ダルグレン大佐(ビル・パクストン)。彼のもと、米海軍内で実力がありながら認められない事に苦しんでいるアンドリュー・タイラー大尉(マシュー・マコノヒー)が作戦に参加する。ダルグレインとタイラーらS−33の乗組員は作戦の目的を知らされていない。もしかしたら二度と戻ることはできないかもしれない…。
S−33にはピート・エメット大尉(ジョン・ボン・ジョヴィ)を始め、クロフ軍曹(チーフ)(ハーベイ・カイテル)、ラーソン少尉(マシュー・セトル)といった精鋭たちが乗り込んだ。彼らと共に無線技師ウェンツ(ジャック・ノーズワージ)、コックのエディ(T・C・カーソン)、トリガー(トーマス・グアリー)、マッツォーラ(エリック・パラディーノ)、季刊助手タンク(デイブ・パワー)、ラビット(ウィル・エステス)ら青年兵たちも乗り込んだ。ベテラン、精鋭、ルーキーたち…S−33はさながら混成チームのような面々。そんな彼らの前に想像も出来ない過酷で熾烈な危機が待ちうけていたのだ…。
S−33出航直前、提督の命令で2人の男が乗り込んだ。クーナン海兵隊少佐(デビッド・キース)とハーシュ大尉(ジェイク・ウェバー)。2人の持ち込んだ船荷は大量のクレート材だった。やがてS−33が大洋に出たとき、グルグレンやタイラーらはこの航行が「エニグマ」奪取作戦のためであることを知る。偽装したS−33でUボートに近づき、奇襲攻撃を仕掛けるというのがクーナンの作戦だった。
そして遂に、U−571と遭遇する時が来た。独兵を装ってU−571に近づき、タイラー、クーナンらは奇襲作戦に成功、「エニグマ」を奪うことができた…が、そのときS−33の乗組員全員を巻き込む、想像もしていなかった事が起こったのだ!北大西洋の真っ直中、S−33はU−571を救助に来た独軍潜水艦の魚雷に轟沈され、S−33の乗組員は全滅。かろうじて生き残ったタイラー達はU−571に閉じ込められてしまった。
独軍からも、そしてその外観により連合軍からも追われ、攻撃されるS−33の乗組員たち。狭い潜水艦の中、それぞれに不安を抱え、究極の緊迫感漂う中、それぞれに不安を抱え、究極の緊迫感漂う中、決死の戦いに打って出るしかなかった。独軍巡洋艦に正体を暴かれ、激しくも凄まじい爆雷攻撃を受けるタイラーたち。果たして「エニグマ」を持ち帰ることはできるのか?
第二次世界大戦の洋上で歴史を大きく変えるため潜水艦に乗り込んでいった男たちの、熱き戦いのドラマである。
スタッフ
監督・共同脚本:ジョナサン・モストウ
共同脚本:サム・モンゴメリー、デビッド・エイヤー
製作:ディノ・デ・ラウレンティス、マーサ・デ・ラウレンティス
製作総指揮:ハル・リーバーマン
撮影監督:オリヴァー・ウッド
美術:ウィリアム・ラッド・スキナー
編集:ウェイン・ワールマン A.C.E.
衣装:エイプリル・フェリー
音楽:リチャード・マーヴィン
キャスト
アンドリュー・タイラー大尉:マシュー・マコノヒー
マイク・ダルグレン大佐:ビル・パクストン
クロフ軍曹(チーフ):ハーベイ・カイテル
ピート・エメット大尉:ジョン・ボン・ジョヴィ
クーナン少佐:デビッド・キース
ハーシュ大尉:ジェイク・ウェバー
ラーソン少尉:マシュー・セトル
マッツォーラ:エリック・パラディーノ
タンク:デイブ・パワー
トリガー:トーマス・グァリー
ウェンツ:ジャック・ノーズワージ
©2000 UNVERSAL STUDIO
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