原題:THE CASSANDRA CROSSING

1976年/イタリア=イギリス合作/129min/発売:東北新社

2016年07月13日よりDVDリリース 1976年12月劇場公開作品 2001年4月27日DVD発売作品

©International Cine Productions KG IOP Film GMBH & Co 1976

解説


WHO襲撃に失敗したゲリラが、極秘開発されていた細菌に感染、大陸横断鉄道に乗りこんでしまう…。走行中の列車を舞台にしたパニック映画。B・ランカスター、S・ローレンら豪華出演陣が魅力。

華麗な人間ドラマを乗せて走る豪華大陸縦断特急!
一転!地獄の炎を噴きあげて巨大なパニックへ叩き込む、そこが−カサンドラ大鉄橋だ!
抜群のアイデアと傑出したストーリー、オールスターキャストで描かれる、超弩級のサスペンス巨編!

【カサンドラ・クロス/映画の着想からスイス連邦鉄道が映画を拒絶するまで】
監督のジョルジュ・パン・コスマトスは自身の幼少時代にエジプトでコレラが大流行し、疫病は爆弾と同じで故意に多くの人を抹殺できる恐怖を目の当たりにした体験が本作品の原案となっている。そのため、単なるパニック映画にとどまらず、乗客の心理を細かく描き、「国家秘密は1000人の命よりも重いのか」という疑問をなげかけ、当時密かに行われていると噂されていた細菌実験への反発も含まれている。
劇中、政府側はポーランド方面に存在する1948年以来使われていない老朽化したカサンドラ鉄橋に列車を誘導しすべてを終わらせようと画策、スイス連邦鉄道も一旦はこの計画に協力するという設定となっており、実際の作品を観たスイス連邦鉄道が陰謀に加担した設定に激怒し、以後スイス連邦鉄道は一切映画への協力をしなくなった

ストーリー






ジュネーヴにある国際保健機構を過激派地下組織のゲリラ3人が急襲するも、一人は射殺され、逃亡した二人はその途中、立ち入り厳禁の倉庫で奇妙な瓶を割り、中の液体を浴びてしまった。それは恐るべき早さで接触感染する細菌だった。一人は具合を悪くし病院に収容されるが、もう一人は逃亡してジュネーヴ発の大陸横断列車に乗り込んでしまった。そしてその時にはすでに悪寒にふるえていた。この一大事に出動した米陸軍情報部のマッケンジー大佐は、伝染病の拡散と国際的スキャンダルを阻止するため、1,000人の乗客もろとも列車を、1948年以降使われていない老朽化した大鉄橋、カサンドラ・クロスに送りこんで抹殺しようという計画をたてた・・・。

スタッフ

監督・脚本:ジョージ・P・コスマトス

キャスト

バート・ランカスター
ソフィア・ローレン
リチャード・ハリス
エヴァ・ガードナー

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