原題:Das Boot

ボルトが飛び、バルブがはじけ、鉄がきしむ。測定不可能となった海底での恐怖! この極限状態を直視できるか。 敗戦国ドイツが描いた20世紀最後のの“戦争の真実”。 17年の時を経て、3時間29分、驚異のデジタル・サウンドで完全復活!

オリジナル1981年/ディレクターズ・カット1997年/ドイツ映画/カラー作品 ヴィスタサイズ/ドルビー・デジタル/3時間29分/原作:ハヤカワ文庫刊 配給:日本ヘラルド映画→角川映画

2013年9/28(土)〜10/11(金)角川シネマ新宿 シネマ2にて公開決定! 2005年01月26日よりDVDリリース 1999年10月20日よりビデオレンタル開始 1999年5月1日より、有楽町スバル座にて<都内独占>ロードショー!!

(C)1981 Barvaria Film GmbH, (C)1996 Barvaria Film GmbH

サブ題名 ディレクターズ・カット

公開初日 1999/05/01

配給会社名 0058

解説


1982年、数ある戦争映画の常識を大きく覆し、人々に新たな衝撃を与え世界中で大ヒットとなった名作『∪ボート』が17年の時を経て、“戦争の世紀”と呼ばれる今世紀の終わりに、ウォルフガング・ぺ一ターゼン監督自らの意志による再編集と現在最高のデジタルサウンドで、極限状況下における人間達の鮮烈なるドラマとしてより一層の緊張感とサスペンスをともなって生まれ変わりました。元Uボート潜水艦の従軍記者であった原作者ロタール=ギュンター・ブーフハイムの小説をもとに、今では『アウトブレイク』『エアフォース・ワン』などハリウッドの超大作を監督するウォルフガング・ぺ一ターゼンが脚本・監督。オスカー受賞作『キャバレー』等で知られるプロダクション・デザイナー、ロルフ・ツェートバウアーによるほぼ実物大の艦艇での撮影によって描かれた臨場感溢れる映像には、その後スティーブン・スピルバーグ監督をはじめとした多くの映画製作者達が影響を受けてきました。

オリジナルは4年の歳月と3000万ドイツマルク(約30億円)という破格の製作費を投入して作られた映像の迫カは17年経った今でも全く衰えず、公開当時製作国の西ドイツを始め米・英・仏、そして日本でも爆発的大ヒットを記録、米アカデミー賞では、監督・脚色・撮影・編集・音響・音響・効果編集の6部門でノミネートを受けたことは、公開当時ドイツ映画として夫きな快挙でした。

近年スピルバーグ監督の“プライベート・ライアン”や、名匠テレンス・マリック監督によるガダルカナル戦を描いた『シン・レッド・ライン』と第二次世界大戦を題材とした映画が脚光を浴びています。世代が代わりつつある中で、21世紀に向けて我々が忘れてはならない歴史的事象を過不足なくスクリーンの中で再現する『Uボートディレクターズ・カット』は。敗戦国ドイツでなければ描けなかった真実として、間違いなく“映像の遺産”と称するに値する、次世代に向けて語り継がれるべき名作として今ここに再浮上したのです。

ストーリー







第二次世界大戦中の1941年、ナチス占領下のフランス、ラ・ロシェル港を出発した弱冠30歳の艦長と平均年齢19歳の若き兵士たち43名を乗せたドイツ軍の誇る軍用潜水艦Uボート・U96。大戦中出撃した4万人中3万人が帰らぬ人となったと言われるこの苛酷な航海の中で、まだ本当の戦争の恐怖を体験したことのない乗組員達が遭遇する、様々な困難と絶望を通して、極限状態の中でただ生きて帰りたいと願う若者たちの壮絶なドラマを張り詰めた空気の中で描きます。

スタッフ

監督:ウォルフガング・ペーターゼン
製作:ギュンター・ロールバッハ
製作総指揮:ルッツ・ヘンクスト
原作:ロータル=ギュンター・ブーフハイム
脚本:ウォルフガング・ペーターゼン
撮影:ヨスト・ヴァカーノ
プロダクション・デザイン:ロルフ・ツェートバウアー
音楽:クラウス・ドルディンガー

<ディレクターズ・カット版>
製作:オートウィン・フレイヤームス
製作総指揮:マーク・ダモン、エドワード・R・プレスマン、ジョン・W・ハイド

キャスト

ユルゲン・プロフノウ
ヘルバート・グリューネマイヤー
クラウス・ヴェンネマン
ベルント・タウバー
マルチン・ゼメルロッゲ
クロード=オリヴィエ・ルドルフ
オリヴィエ・ストリッツェル
アーウィン・レダー
ハインツ・ホーニヒ
ウーヴェ・オクセンクネヒト
オットー・ザンダー

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