D
平和ボケした豚は死ね! 世紀末日本を鋼鉄の狂戦士[D]が狙撃する。 フルメタル・バイオレンスSF誕生!
☆東京国際ファンタスティック映画祭'99出展作品::http://www.nifty.ne.jp/fanta/tokyo/index.htm
1999年日本映画/90分/カラー/提供:ギャガコミュニケーションズ/製作:ビルドアップエンタテインメント
2000年8月25日よりビデオレンタル開始 2000年2月19日より公開
©Copyright 1999 BUILDUP ENTERTAINMENT
公開初日 2000/02/19
配給会社名 0025
解説
岡部暢哉、34歳。20世紀の終わりにさしかかったった我々はついに期待を込めて、その名を呼べる新人監督を迎えることが出来た。彼の出現によって日本のSF映画シーンは変わる、確実に…。
インターネット上やビジュアル専門誌で「噂」を呼んでいたフルメタル・バイオレンスSF作品『D』が遂にそのベールを脱ぎます。外宇宙から襲来した謎の凶悪生命体とロシア製パワードスーツが繰り広げる市街戦、SFファンの誰もが夢見た実写パワードスーツによるバトルムービーが、世界に先駆け、ついに誕生しました!
外人部隊として世界各地の戦場を歴戦し、ロシアの特殊部隊で戦闘,武装兵器「コンバットスーツ」の激しい訓練を積んだ川俣は、天才的な兵器技術者、松崎と共に「コンバットスーツ」と数億円分の宝石を強奪、密かに日本に持ち帰る。そして舞台は現代の東京、川俣は都内の邸宅の地下格納庫に「コンバットスーツ」を密かに隠し、安穏とした日々を送っていた。だが、凄まじい破壊力を持つ戦闘武装兵器「コンバットスーツ」を持ちながら、そのパワーを試すことが出来ない状況に、川俣の鬱屈した思いは日々高まっていた。時を同じくして、地球に不思議な小型隕石が落下してきた、この隕石の中には、周辺の生物に取り憑き、その肉体を醜悪で凶暴なモンスターに造り替えるアメーバが入っていた。アメーバから誕生したモンスターは狂ったように人間を食いまくり、巨大化。さらにエサになる人間を求めて繁華街へとさまよう。そのニュースを知った川俣は、「コンバットスーツ」に武器をフル装備し、モンスターか待つ新宿に向かう。そしてついに、都心の真ん中で、戦闘狂・川俣と、隕石モンスターの壮絶な戦いが始まった…。
製作・監督は映画、CMなどの映像製作で有名なビルドアップ・エンターティンメントの代表、岡部暢哉。10代の頃からSFXアーティストとして頭角をあらわし、80年代の終わりに特撮工房ビルドアップを設立。ビルドアップは、『ゴジラVSビオランテ』に代表される特殊造形、『バーチャファイター』のデモ映像に見られる高度なCG、米米クラブのステージ衣装等のコスチューム製作など、特撮やCGを駆使した映像製作の老舗です。この作品『D』は、満を持して自社オリジナル製作に乗り出した第一弾です。岡部暢哉は原案と脚本も担当。幼い頃からSF映画を見続けて来た彼の古典SF映画へのオマージュが作品中で見え隠れするのも、マニアックな本作の楽しみのひとつといえます。三部作の中に登場するモンスターの全てをデザインしたのは、『M.I.B』や『グリード』等、のクリーチャーデザインを手がけ、ハリウッドで大活躍中の木谷太士朗。「日本映画ばなれ」したサウンド・エフェクトと高揚するテーマ曲を担当したマイケル・ヴァータは米国期待の俊英。そして、オリジナル・アニメ『装鬼兵MDガイスト』でアメリカのオタク達を震撼させたクリエイター大畑晃一が特撮コンテを担当。またドラマ部分の撮影は『ラブ&ポップ』のユニークな撮影が話題になったテクニシャン、柴主高秀が担当、きっちり脇を固めています。
ストーリー
現代の東京。都会に暮らす一見平凡な男・川俣には秘密の過去があった。川俣は傭兵として世界各地を転々とし、旧ソ連の特殊部隊に籍を置いていたのである。そして、ソ連邦崩壊の時、以前よりソビエト軍が極秘開発していた機動兵器「コンバットスーツ」を強奪して、密かに日本に持ち込んで。最強の機動兵器と数億円相当のダイヤモンドを奪って逃走した川俣は、密輸ルートでダイヤを換金し、悠々自適の生活を送っていた。だか、それは彼にとって偽りの生活だった。川俣は戦闘無しでは生きられない男だったのである。自宅地下に秘密の射撃場を作り、銃弾を密輸し、戦いの日を待ち続けていた。そんな時、宇宙から飛来してきた謎の隕石この隕石は、地表に落下と同時に、アメーバー状の物体を放出した。そして隕石から現れたアメーバーは、周辺の生物に取り憑くき、その肉体を醜悪で凶暴なモンスターに造り替えていったのである。モンスターは狂ったように人間を食いまくり巨大化、さらにエサになる人間を求めて繁華街へとさまよう。そのニュースを知った川俣は、「コンバットスーツ」に武器をフル装備し、モンスターが待つ新宿に向かう。そしてついに、都心の真ん中で、戦闘狂・川俣と、隕石モンスターの壮絶な戦いが始まった……。
EPlSODE 1:
平穏な生活にくすぶっている男、川俣はヤクサに絡まれた女、ユリコを助ける。窮地を救ってくれた川俣に輿味を持ったユリコは積極的にアプローチを開始する。だが、ロシア軍の特殊機動兵器「コンバットスーツ」を所有し、戦う場所を求めていた川俣にはユリコのアプローチもまるで興味がわかない。そんなある日、新宿に出現した凶悪な人食い怪物。ついに全力で戦える相手を見つけた川俣は「コンバットスーツ」を起動させ、新宿に出撃した……。
EPlSODE 2:
新宿で武装兵器「コンバットスーツ」を暴走させた川俣は、怪物を倒したものの、流れ弾による死者を40人も出したため、警察に捕らえられていた。武器不法所持および大量虐殺の罪によって求刑は死刑だった。政府は「コンバットスーツ」の秘密を解明しようとしたか、特殊なプロテクトがかけられたスーツは川俣以外の人間が装着することが出来ない。そして、隕石によって産まれる怪獣は今も続々と出現している。超法規的な判断により政府は死刑を取り消し、釈放する条件を持ちかけた。その交換条件とは、政府の指示により「コンバットスーツ」で隕石怪獣と戦うことだった。承諾した川俣の前に、巨大ニワトリ怪獣出現の報告が入った…。
EPlSODE 3:
政府の要請で戦うことが苦痛となった川俣は、「コンバットスーツ」の後継者として、刑務所時代に出会った若者、伊庭を選び、「コンバットスーツ」を操縦できるよう過酷な訓練を開始していた。その頃、埠頭に謎のロシア人の一団が上陸する。それは川俣が「コンバットスーツ部隊」に所属していたときの上官、セルゲイ率いるロシア軍兵士達である。「コンバットスーツ」を盗んで逃亡した、裏切り者の川俣を処分し、盗まれたスーツを奪回する為に現れたのだ。セルゲイ達は川俣の屋敷を急襲し、川俣を殺害してしまうが…。
スタッフ
企画制作・脚本・監督: 岡部暢哉
撮影: 柴主高秀
クリーチャーデザイン: 木谷太士朗
サウンドデザイン: マイケル・ヴァータ
特撮コンテ: 大畑晃一
キャスト
川俣: 長倉大介
松崎: 町田政則
田中: 清水宏
伊庭: 白国秀樹
セルゲイ: マクシミリアン・フォン・シュラー
ユリコ: 香坂真弓
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