美女と野獣
原題:Beauty and the Beast IMAX version
《今度は映画の中で恋をする》 史上最も美しいラブ・ストーリーが、 未体験のミュージカル・シーンと共に甦る。
2002年1月1日全世界同時公開
2002年/アメリカ/90分/ 提供:ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ 配給:ブエナビスタインターナショナル(ジャパン)
2002年4月25日より品川アイマックスシアターでもロードショー公開 2002年1月1日よりアイマックスシアターなど全世界同時公開
©The Walt Disney Company
サブ題名 ラージ・スクリーン・フォーマット版
公開初日 2002/01/01
配給会社名 0069
公開日メモ 1991年に大ヒットしたディズニー名作『美女と野獣』がIMAX versionとして1年の歳月をかけてリニューアル。 全世界同時公開。
解説
《この臨場感は、まさに《ムービー・アトラクション》!21世紀の映像で再び出逢う、永遠の感動》
ディズニー映画史上もっともロマンチックな不滅のラブ・ストーリーが、全世界のアイマックス・シアターに甦る。美しい娘ベルと野獣をめぐる《真実の愛》のドラマを物語るのは、臨場感に満ちた21世紀の映像。通常の映画館の約10倍のジャイアント・スクリーンによる圧倒的な迫力と、息を呑むほどに鮮明な画像が、観る者をスクリーンの中の未知なる世界へと引きずりこむ。
2002年1月1日、『美女と野獣/ラージ・スクリーン・フォーマット版』は全世界で一斉公開される。映画を超えた映像体験《ムービー・アトラクション》の感動と興奮に包まれながら…。
《オリジナル版『美女と野獣』の魅力》
1991年に公開された35mmフィルムによるオリジナル版『美女と野獣』は、アニメーション映画として初めてアカデミー賞最優秀作品賞にノミネートされ、映画芸術としてのアニメーションの地平を切り拓いた革命的作品である。この作品によってディズニー・アニメーションの第2期ルネッサンスは開花し、その後の『アラジン』『ライオン・キング』の大成功へと結びつく。
主人公は、醜い野獣と美しい娘ベル。魔法によって恐ろしい姿に変えられてしまった野獣は、魔法のバラが散る前に誰かを心から愛し、そして心から愛されなければ、永遠に元の美しい姿に戻ることができなくなる。”野獣を愛する者などいるものか”…心を閉ざし、絶望の日々を送る野獣。しかし、そんな彼の前に美しく可憐な娘ベルが現れた時、運命は大きく動き始める。果して、愛の奇跡は起こるのだろうか…?
真実の愛を描く感動のストーリーを軸として、ユニークで可愛らしいキャラクターたちが繰り広げる愉快なエピソードが次々と登場。また、コンピュータ・グラフィックス界にセンセーションを巻き起こしたボール・ルームのダンス・シーンなど、その魅力は尽きない。
《ラージ・スクリーン・フォーマット版の新たなる魅力》
『美女と野獣』のもう一つの魅力が、作詞家ハワード・アシュマンと作曲家アラン・メンケンによる珠玉のナンバーだ。『リトル・マーメイド』『アラジン』を手掛けた黄金コンビによる音楽は、アニメーション映画をミュージカルの最高峰にまで高め、アカデミー賞オリジナル作曲賞・主題歌賞に輝いた。しかし、ストーリーボードまで作られながら、最終的にオリジナル版からはカットされた幻の名曲が存在した。それが、今回のラージ・スクリーン・フォーマット版に新たに加えられた「ヒューマン・アゲイン」である。ティーポットや燭台や時計にされてしまった城の使用人たちが、「魔法が解けて人間に戻れたら…」という夢を語りあうこの愉快なナンバーは、ブロードウェイ・ミュージカル版「美女と野獣」に採用され、多くの観客たちに愛されるスタンダード・ナンバーになった。この舞台の成功にインスピレーションを得て、アイマックス・シアターのジャイアント・スクリーンでついに「ヒューマン・アゲイン」は映画デビューを飾ることとなった。既に公開したディズニー・アニメーションに新たなるシーンが追加されたのは、これが初めてのことである。
21世紀にふさわしく、画質も遥かに進化している。ディズニーのトップ・プロデューサーのドン・ハーンは、オリジナル版の画質をジャイアント・スクリーン上に再現するだけで満足するような男ではなかった。彼が追求したのは、究極の鮮明さ——アニメーターとポスト・プロダクションのスタッフは1年以上の歳月をかけて、デジタル処理された1シーン1シーンに手を入れた。背景を際立たせ、特殊効果を改良し、キャラクターの顔とボディを洗練させた結果、オリジナル版を遥かに超える精密さと色彩の美しさ、ジャイアント・スクリーンならではのダイナミックな動きが実現したのである。また、新しく加わった「ヒューマン・アゲイン」のシーンを他のシーンと完壁に調和させるために、監督のデイリー・トゥルースゲイル&カーク・ワイズをはじめオリジナル版を手掛けたかつてのスタッフが10年の歳月を経て再結集した。
ムービー・アトラクション——それは、まるでスクリーンの中にいるようなファンタジックな映像体験。「観る」映画から、「体験する」映画へ——21世紀のディズニー・マジックによって、ベルの笑顔が、野獣の哀しみが、ポット夫人とチップのおしゃべりが、そして、ルミエールのダンスが、めくるめくような感動と共に観客を包み込む。
ストーリー
《魔法を解く鍵は、《真実の愛》のみ——。絶望の淵に立つ野獣に、奇跡は起こるのだろうか…?》
フランスの小さな田舎町に、ベルという美しく優しい娘が住んでいた。ハンサムで逞しい青年ガストンはベルの美しさに魅かれ、強引に心を射止めようとするが、粗野で傲慢なガストンをベルは好きになれなかった。
ある日、帰りの遅い父を心配して捜しに出たベルは、深い森の奥の大きな城にたどり着く。城の主は、恐ろしい姿をした野獣——父はこの城に迷い込み、囚われの身となっていた。恐ろしさに身がすくみながらも、ベルは病にかかった父の身代わりとなって城に残る決意をする。
野獣は、かつては美しい王子だったが、虚栄心が彼の心を曇らせてしまっていた。そんな彼に、みすぼらしい老婆が一輪のバラと引き換えに、一夜の宿を貸して欲しいと頼む。王子が冷たく断ると、老婆は美しい魔女に姿を変え、外見に惑わされ心を信じない王子を醜い野獣に変えてしまった。魔法のバラの花びらが全て散ってしまう前に、彼が心から人を愛し、そして人から愛されなければ、永遠に醜い野獣として生きるしかないのだ。彼に残されたのは、見たいものを写す魔法の鏡と、家財道具に変えられてしまった家来たち、そして深い絶望だけ…。
魔法のバラの生命もあとわずか。ベルの存在は魔法を解く最後のチャンスだった。だが、あの美しい娘がこんなに醜い自分を愛するわけがないではないか——苛立ちが彼に粗暴な振る舞いをさせ、ベルと野獣の間に愛が芽生えることなど、不可能に思われた。
好奇心の強いベルは、立ち入ることを禁じられている秘密の部屋のドアを開ける。そこには、あの魔法のバラが置かれていた。激怒した野獣は荒れ狂い、ベルは城の外へ飛び出す。森の中には、飢えた狼の群が——その時、野獣が駆けつけ、深い傷を負いながらも必死でベルを守り抜く。野獣から逃れる好機だったにもかかわらず、彼女は城に戻り、命の恩人である野獣の傷を手当てする。
二人の間に信頼の絆と、愛が芽生え始めていた。だが、ベルは父を忘れることができなかった。いまやベルを心から愛する野獣は、彼女の幸せを願い、魔法の鏡と共にベルを父のもとに戻してやる。
ベルと父との再会の喜びも束の間、町の人々は野獣を見たという父を病院に入れようとしていた。全ては、ベルを手に入れるためのガストンの陰謀で、結婚を承諾すれぱ助けてやるとベルを脅す。ベルは魔法の鏡を使って野獣の存在を証明するが、その恐ろしい姿に脅威を感じた町の人々は、ガストンに煽動されて野獣を倒すために城に押し寄せる。野獣を救うため、ベルもまた城に駆けつける——。
一方、ベルを失った野獣の魂は、もはや死んだも同然だった。魔法のバラに残る花びらは、あと一枚。果して、愛の奇跡は起こるのだろうか…?
スタッフ
監督:ゲイリー・トゥルースゲイル&カーク・ワイズ
製作:ドン・ハーン
製作総指揮:ハワード・アシュマン
脚本:リンダ・ウルバートン
作詞:ハワード・アシュマン&アラン・メンケン
作曲:アラン・メンケン
製作補:サラ・マッカーサー
美術監督:ブライアン・マッケンティー
編集:ジョン・カーノチャン
キャスト
ベル: ペイジ・オハラ
モーリス: レックス・エバーハート
ルミエール: ジェリー・オーバック
ポット婦人: アンジェラ・ランズベリー
コグズワース: ディヴィッド・オグデン・スティアーズ
野獣: ロビー・ベンソン
ガストン: リチャード・ホワイト
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